犬も人と同じように、積極的に愛情表現する犬と、そうではない犬がいるのをご存知ですか?今回は、後者の犬がしがちな「意外過ぎる愛情表現」をご紹介します。しっぽを振ったり、甘えたりするのだけが犬の愛情表現ではないのです。さっそく見ていきましょう!
飼い主さんの服の上で寝る
愛犬が飼い主さんの脱いだばかりの服の上で寝てしまうのは、大好きな飼い主さんのニオイがして安心するから。「また人の服をベッド代わりにしてー!」と思いがちですが、実は愛情表現の一つだったのです!脱いだばかりの服には、飼い主さんのニオイがしっかりとついているので、落ち着くのでしょう。
飼い主さんの帰宅時に水を飲む
犬は感情が高まると、何か関係ないことをして気持ちを落ち着かせようとします。愛犬が飼い主さんの帰宅時にいきなり水を飲むのは、大好きな飼い主さんの帰宅で高まった感情を、水を飲むことでコントロールしようとしているのでしょう。
また、飼い主さんが帰ってきたことに安心して、のどの渇きを潤しているケースも考えられます。
ヘンな声を出す
犬は大好きな飼い主さんにかまってほしいと気を引くために、あの手この手とさまざまな行動を取ることがあります。人が話すときのようなちょっとヘンな声を出すのもその一つかもしれません。飼い主さんが思わず笑ってしまったり、「今の声なに?」などと注目されたりするのがうれしくて、繰り返しているのでしょう。
抱っこをするとき身じろぎする
愛犬を抱っこしたとき、もぞもぞと動いている様子をみると「この抱っこは落ち着かないのかな?」と思ってしまいますよね。しかし、これはもっと抱かれやすい体勢を取るために、愛犬が自ら姿勢を取り直すときに見せる行動なのです。飼い主さんの抱っこが大好きな愛犬が見せる愛情表現の一つといえます。
飼い主さんが帰宅しても自分の居場所から動かない
飼い主さんが帰宅しても自分の居場所から動かないのは、興味がないからではありません。愛犬は、あと少ししたら飼い主さんといっしょに遊べるなど、「楽しい時間」が待っていることを知っているのです。「ハイテンションになるのは今ではない!」そう思って、落ち着いて大好きな飼い主さんの帰宅を出迎えているのでしょう。
今回は、犬の「意外過ぎる愛情表現」を5つご紹介しました。愛犬の普段のしぐさや行動に当てはまるものはありましたか?言葉を話すことができない犬との信頼関係を深めるためには、飼い主さんが愛犬の些細な愛情表現も見逃さず、しっかりと受け止めてあげることが大切です。
何気ない愛犬のしぐさや行動の中で気になることがあれば、よく観察して調べてみるのもいいでしょう。意外な気持ちが隠されているかもしれませんよ!
参考/「いぬのきもち」2017年4月号『もっと仲よくなれる“お返事のしかた”つき 愛犬の大好きサイン&ツンデレサイン』(監修:獣医学博士 東京農業大学農学部バイオセラピー学科教授 獣医師 増田宏司先生)
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。