美しい毛並みを保つために欠かせない、ブラッシングなどのお手入れ。犬の毛のお手入れには、その長さにあったやり方があるのをご存知でしょうか。今回は、毛の長さ別に愛犬を「サラふわ」「サラつや」にするお手入れ方法をご紹介します!
長毛タイプ
シー・ズーやゴールデン・レトリーバー、ポメラニアンなどの長毛タイプは、毛が長いため絡みやすいという難点があります。特に絡まりやすい箇所は、耳の後ろやしっぽのつけ根、脇や内ももなど。もつれや毛玉があったら、取り除いてからブラッシングするのがポイントです。
そんな長毛タイプの犬種を「サラふわ」にする裏技は、“リンスの二度づけ”です。シャンプーとリンスが終わったら、絡まりやすい部分に再度リンスをオン!コームで毛先までしっかりとかしてから流すことで、毛全体にリンスが行き渡り「サラふわ」な仕上がりになります◎
巻き毛タイプ
プードルなどに見られる、クルンクルンのパーマをあてたような巻き毛タイプ。このタイプは、比較的抜け毛は少ないのですが、毛がカールしているため絡みやすく、こまめなブラッシングが必要です。ただし、コームだけを使ってブラッシングしてしまうと、毛が引っかかって、犬に痛い思いをさせてしまうこともあるので注意しましょう。
そんな巻き毛タイプにオススメしたいのが、「豚毛ブラシ」です。スリッカーやコームより柔らかいため、嫌がられずにお手入れができることも。また、ブラッシングスプレーを使うのもよい方法です。スプレーを全身になじませてからブラッシングすることで、「サラふわ」な状態をキープできますよ!
短毛タイプ
柴犬やコーギー、シベリアン・ハスキーなどの短毛タイプは、毛の生え替わりが早く、抜け毛が多いのが特徴です。そこで、毎日ブラッシングをして抜け毛を取り除くことがとても大切です。
短毛タイプが「サラつや犬」を目指すなら、散歩の後にシャンプータオルを使うのがオススメ。汚れやすいお腹や全身の汚れを拭き取ってから、スリッカーで抜け毛を取り除き、獣毛ブラシで仕上げれば、「サラつや犬」の完成です。
極短毛タイプ
フレンチ・ブルドッグやボストン・テリアなどの極短毛タイプは、短毛タイプよりもさらに生え変わりが早く、抜け毛は多め。また、毛と皮膚表面が近いので、やさしくブラッシングを行いましょう。そうすることで、皮膚へのマッサージ効果も期待できますよ。
極短毛タイプの「サラつや」の秘訣は、シャンプー前に全身の毛をラバーブラシでオフすること。シャンプーが終わったら、もう一度ラバーブラシをかけて皮膚全体に刺激を与えることで、血行がよくなり「サラつや」効果もアップします!
犬の毛の長さによって、お手入れ方法や使う道具が異なることがわかりました。愛犬に合ったお手入れ方法で、しっかりとケアしてあげましょう!
参考/「いぬのきもち」2017年4月号『愛犬を美しくするコツ紹介します!被毛タイプ別サラふわ犬飼い主さんのお手入れ術』(監修:一級建築士 トリミングサロンHONDEHHOK運営 トリマー 茂木千恵先生)
文/なかやまゆ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。