「定番ワザ」を使って、愛犬のお手入れをしてもうまくいかない……そんなお悩みをお持ちの飼い主さんは少なくありません。今回は、知って得する「裏ワザ」をご紹介します!うまくいかずに困っている飼い主さんは、ぜひトライしてくださいね!
歯磨きの「裏ワザ」
その① 歯茎に歯みがきペーストをたっぷり塗ってからみがく
ワンちゃん用の歯みがきペーストを歯ブラシではなく、歯茎や頰の内側にたっぷり塗りましょう。ワンちゃんがよろこんでペーストを舐めている間に、歯ブラシを口の中に入れて歯をみがくことで、歯みがきがスムーズになることがあります。
その② 歯ブラシにつけたペーストを見せずにみがきはじめる
ワンちゃんが歯みがきペーストを舐めたくてジタバタとする場合には、歯みがきペーストをワンちゃんと反対に向けるなどして、歯ブラシにつけたペーストを見せないようにしましょう。ペーストを見せないまま歯みがきを始めると、スムーズになることもあります。
耳掃除の「裏ワザ」
耳アカや異臭がしなければ耳掃除はしない
意外かもしれませんが、外耳炎などで獣医師からお手入れを指示されていない限り、耳掃除はしなくてOKです。しかし、毎日耳の中を見て、ニオイを嗅ぎ、異変がないかはしっかり確認してください。もしも、汚れがある場合には、ガーゼで軽く拭いてあげるようにしましょう。
爪切りの「裏ワザ」
その① 爪切りは使わずに電動やすりで削る
爪切りを嫌がるワンちゃんや爪切りが苦手な飼い主さんは、爪を切るのではなく、電動やすりで削ると◎やすりに爪先を軽く当てるだけで、あっという間にお手入れ完了です。
その② 爪の中心は避けて先端の1/3だけを切る
爪切りを使う場合は、爪の先端だけを切るように意識すると、最低限不要な部分の爪が切れて、血管を切らずに出血を防ぐことができます。爪を触ったときに引っかかる部分がある場合は、やすりで整えましょう。
シャンプーの「裏ワザ」
その① シャワーヘッドを外して使う
シャワーの四方八方に出るお湯が苦手なワンちゃんは多いものです。その場合は、シャワーヘッドを外してシャンプーすることで、お湯が飛び散らずに音もしにくくなるのでおすすめですよ。この方法は飼い主さんにも水しぶきがかかりにくいため、スムーズに洗うことができるというメリットも。
その② シャンプー直前にリンス水でたっぷり濡らしてからとかす
抜け毛が多いワンちゃんは、お湯で溶かしたリンス液で全身を濡らし、ブラッシングして抜け毛を取り除いてからシャンプーすると◎そのあとは、いつも通りのシャンプーでOKです。抜け毛がしっかり取れることで、シャンプー&ドライの時短にもつながりますよ。
その③ 頭を流すときはシャワーをうしろから近づける
手間を取ることの多い顔や頭のすすぎは、シャワーヘッドを後頭部から近づけて、左右に振らずに前に向かって静かに動かして流すのがポイントです。このとき、ワンちゃんのあごを少しあげて、鼻に水が入らないように注意しましょう。
いつもと違ったアプローチをすることで、ワンちゃんも気分が変わってうまくできることがあります。ぜひ今回ご紹介した「裏ワザ」を取り入れてみてくださいね!
参考/「いぬのきもち」17年1月号『しつけ、健康、お手入れ…知って得するテクニックを公開します!愛犬のお世話の裏ワザ大全』(一級建築士 トリミングサロンHONDEHOKトリマー 二村陽子先生)
文/maitaro
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。