愛犬との暮らしの中で、なんとなーくやり過ごしてきたお世話はありませんか?自己流だったり、よくわからないままケアしていたりと、飼い主さん歴が長いほど人に聞きづらいことがあるかもしれません。今回は、あらためて確認したい、愛犬の肉球ケアと爪切りについて説明します。
肉球がカサつく原因やケア方法は?
愛犬の肉球がカサカサとしているのは、「乾燥」が原因の場合が多いようです。この場合は、専用の保湿クリームなどを塗って改善することもあるので、まずは様子を見てみましょう。ただ、まれに皮膚病や内臓疾患(多くは肝臓疾患)によって、肉球の色が変わってしまったり、極端に荒れてしまったりするケースも。乾燥対策をしてもカサつきが改善されないようなら、動物病院で獣医師に相談してくださいね。
爪を切るタイミングは?
個体差はありますが、爪を切る頻度は月に1回程度が目安です。愛犬がフローリングの床に立ったとき、床に爪が当たるようなら伸びている状態といえるでしょう。さらに、爪が伸びているときは床を歩くと「カチカチ」という音がするので、しっかり爪を切ってあげましょう。
爪切りになれていない飼い主さんには、ニッパーよりもギロチンタイプの爪切りがおすすめです。爪切りに慣れるまでは、一度にすべての爪を切らなくてもOK。1日1本のペースでも良いので、無理なくケアしてあげましょう。
「今さら聞けない」なんて思わないで!
今までの愛犬との生活の中で培った経験はもちろん大切なものですし、そのお家でのやり方や、愛犬にあった独自の方法が定着していることもあることでしょう。しかし、これが行きすぎてしまうとトラブルの原因となることも考えられます。トラブルを起こさないためにも、今の状態を「当たり前」とせずに、一度立ち止まって再確認してみることも必要です。
愛犬のケアは、健康で清潔な生活をするために欠かせません。「今さら聞けない」なんて思わず、わからなくなったらプロに相談してみましょう!
参考/「いぬのきもち」2018年6月号『しつけ 健康管理 お世話…… 今さら聞けない!〇〇の仕方、こっそり教えます!』(監修:練馬テイルズ動物病院院長 石川朗先生、「DOG IN TOTAL」主宰 ジャパンケネルクラブ、日本警察犬協会公認訓練士および日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生、ドッグサロン「Grooming room Moe」主宰 トリマー 荒木美千子先生)
文/kate
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。