犬に見られやすい感情は、「喜」「怒」「怖」「安」の4つだといわれています。今回は、この4つの感情のときに見られる特徴的な犬のしぐさや行動をご紹介します!また、それぞれの感情別に、絆を強めるポイントも解説するので、参考にしてみてくださいね。
【喜】愛犬が喜んでいるとき
喜んでいるときの特徴
- 口角をゆるめる
- 目がキラキラと輝いている
- しっぽを高く上げる
- しっぽを小刻みに振る
絆を強くするポイント
愛犬が喜んで近寄ってきたら、「おはよう」などと声をかけてあいさつし、笑顔で見つめてきたときは、飼い主さんも笑顔で返しましょう!そうすることで犬は、「自分が喜ぶと飼い主さんも喜んでくれるんだ♪」と感じ、絆がより強くなります。
【怒】愛犬が怒っているとき
怒っているときの特徴
- うなり声をあげる
- 耳を寝かせる or 立てる
- 前のめりになる
- マズルにシワを寄せる
- 歯を見せる
絆を強くするポイント
犬が怒るのは「これ以上は無理です!」というSOSサインでもあります。たとえば足ふきをして怒るのなら、「1本ふくのはOKだけど、2本目はNG」など、どのくらいで怒るのか愛犬の許容範囲を把握しましょう。それから、おやつを使って少しずつ慣れさせる、くつろいでいるときに行うなど、怒らせない工夫をすることが大切です。
【怖】愛犬が怖がっているとき
怖がっているときの特徴
- しっぽを下げたり丸めたりする
- 顔をそむける
- 逃げる
- 体をこわばらせる
- 背中を丸めている
絆を強くするポイント
愛犬が怖がっていても、ふだんとかわらない態度の飼い主さんを見れば、「飼い主さんが落ち着いているから平気なんだ!」と安心できます。一方、怖がっている愛犬に対して「怖いね~」などと同調したり、催促されて抱っこをしたりすると「やっぱり怖いことなんだ」と再認識して、より怖がるようになってしまうこともあるので要注意。
ただし、愛犬が怖がる前に抱っこをして、回避させてあげるのはOKです!
【安】愛犬がリラックスしているとき
リラックスしているときの特徴
- 崩したフセをしている
- お腹を見せている
- 体に力が入っていない
- 目を自然に開けている
- ほがらかな表情をしている
絆を強くするポイント
愛犬がリラックスしていたら、「いいコね!」と褒めてフードを与えたり、ハウスから出したりするなど、愛犬が喜ぶことをしてみましょう。そうすることで、「リラックスしているとイイコトがある」と覚え、いつでも安らかな気持ちでいられるようになりますよ。
毎日のお世話やコミュニケーションは、ただなんとなんとなく行うよりも、「絆を強めよう」と意識することが大切です!ぜひ実践してみてくださいね♪
参考/「いぬのきもち」2017年5月号『愛犬にやさしく寄り添う 喜・怒・怖・安 きもち別対応つき 絆を強めるお世話の工夫』(監修:監修:ジャパンケンネルクラブおよび日本警察犬協会公認訓練士 日本動物病院協会家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生)
文/hasabe
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。