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愛犬の健康に影響も…飼い主さんがやりがちな「よくないフードの与え方」

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大切な家族の一員でもある愛犬には、健康で長生きしてもらいたいですよね。いぬのきもち獣医師相談室の先生によると、「フードの選択」が愛犬の健康を左右することもあるのだそう!

今回は「フードの選び方」と、飼い主さんがやりがちな「よくないフードの与え方」について解説します。

「フードの選択」が愛犬の健康を決める

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犬は基本的に、飼い主さんから与えられたものだけで生きていきます。つまり、飼い主さんの「フードの選択」が愛犬の健康を決めるといっても過言ではありません。

よい食事を、正しく与えてあげましょう。下記に、ポイントをまとめてみました。

ドッグフードには「目的別」の分類分けがされている!

まず、ドッグフードには「総合栄養食」「間食」「療法食」「その他の目的食」という4つの目的別の分類があります。

治療を目的とした獣医師からの指示がない限り、主食には「総合栄養食」を与えましょう。

そもそも「総合栄養食」って?

総合栄養食とは、そのドッグフードと水を与えていれば、必要とされる栄養素が摂取できるドッグフードのことをいいます。

飼い主さんがやりがちな「よくないフードの与え方」

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愛犬が不健康になる恐れのある、飼い主さんがやりがちなフードの「NGな与え方」を、以下のようにまとめてみました。

①ドッグフード以外の食べ物を与える

愛犬をかわいがる気持ちから、ドッグフード以外の食べ物を与えたりすると、栄養のバランスが崩れてしまいます。

また、食に対してわがままになり、犬にとって優れた栄養バランスのドッグフードを食べなくなってしまうこともことも起こるかもしれません。

よって、ドッグフードのみを与えることが基本で、それ以外のものを与える場合には、フードの量を調整したりする必要があります。

②手作りフードにも落とし穴が…!?

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なかには「手作りなら安心」と、生の肉や野菜を使ったゴハンをあげる方もいらっしゃいます。しかし、犬が必要とする栄養バランスを手作りで実現することは、容易ではありません。

本来「雑食性」である犬の場合、肉(タンパク質や脂質など)以外にも、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどのさまざまな栄養素が必要となります。

市販のドッグフードには、これらの栄養素があらかじめバランス良く配合されています。また、生の食材には「病原体」が含まれる可能性もありますが、市販のフードは対策がとられています。

手作りフードを基本とする場合には、犬の栄養に関する専門知識を勉強する必要があるでしょう。

「NGな与え方」を続けると、肥満や病気のリスクが増加

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上記のように、食事の選択と与え方を間違えると、栄養バランスを欠くことで肥満や病気のリスクが増加します。

それだけでなく、食にこだわりを持ってしまう原因にもなるので注意したいですね。

おやつを与える場合に心がけたいこと

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しつけのためにおやつを与える場合には、おやつの量を必要最低限にし、食事の際は与えたおやつのカロリーを差し引いた分のドッグフードを与えるように心がけましょう。

飼い主さんがよかれと思ってやってしまう甘やかしが、犬にとって不幸な事態を招くことを理解しておくことが大切です。

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人と同様、犬の健康には食事が大きく関わってきます。先生の解説を踏まえて、飼い主さんは正しい食事の与え方ができているかどうか、いま一度確認してみてくださいね!
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/雨宮カイ
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