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「もしも犬を飼えなくなったら…」 そんなとき、飼い主さんがとるべき対応は

「愛犬とずっと暮らすつもりでいたけれど……」


予期せぬ事情により、愛犬を手放さなければならないケースも少なくないようです。

この記事では、「もしも犬を飼えなくなったときに、飼い主さんがとるべき対応」について、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

「犬を飼えなくなってしまった…」 よくある事情って?

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飼い主さんご自身の引っ越し、離婚、ご病気、お子さんのアレルギーなどで、愛犬を手放す例はよくあります。

また、ご高齢の飼い主さんの場合は、施設への入所や入院という理由も多いです。

愛犬への最後の責任として、新しい飼い主さんを探す努力を

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もし飼えなくなってしまったのなら、愛犬への最後の責任として、新しい飼い主さんを探す努力をしましょう。

探し方には、以下のような方法があります。

① 自分の知り合いから探す

見ず知らずの他人に、大事なコを託すのは不安があります。まずはご自身の家族、親戚、友人のつながりから、引き取ってくれる方を探してみましょう。

手放した後にも、様子を知ることができる可能性もあり安心です。

② かかりつけの動物病院に相談

事情を説明すると、里親募集のポスターを待合室に掲示してくれたり、ホームページに載せて協力してくれる病院もあります。

まずは相談してみてください。

③ ネットの里親募集のサイトを利用する

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最近は、ネットで里親になりたい人と犬をつなぐサイトがあります。金銭や書面など、各サイトでルールがあるので確認しましょう。

ただ、ご自身で相手を見極める必要があるので、大変な面もあるかもしれません。

④ 動物愛護団体や保護団体に相談

動物愛護団体や保護団体に愛犬を預け、里親を探してもらう方法もあります。そこで犬がどのような暮らしになるのか、事前にご自身で施設を見学しておきましょう。

また、犬を預かりお世話をし、里親さんが見つかるまでにはお金がかかります。当然ながら、お金の用意も必要です。

犬を飼えなくなったときに「してはいけない対応」は……

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保健所に連れて行くことは、できる限りしないでほしいと思います。

誰かが愛犬を家族として迎えてくれる可能性を、最後まで探るべきです。ほかにも逃がしたり、どこかに捨てることも無責任です。

また、「無料で引き取ります」というところに愛犬を預けることは大変危険です。命を託すことは、お金が必要だということを理解してください。

犬を飼う前に、飼い主さんが持つべき「覚悟」とは

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本来、犬を飼う前には、あらゆるケースを想定してから飼うべきです。それと同時に、飼い主さんは次のような覚悟もしっかり持ってください。

  • 愛犬の一生を背負う責任感

  • 愛犬のために使う時間とお金

  • 愛犬を看取る日まで、ご自身が健康でいるための努力

  • 引っ越しやお子さんのアレルギーなど、問題が起きたときの対処法を考えておく

  • やむを得ず愛犬を手放すことがあった場合、愛犬の里親さんになってくれそうな人や、保護団体に目星をつけておく



「命のリレー」で愛犬の命をつないで

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犬と生活する中で予想外の出来事が起こり、やむを得ず手放すケースはたくさんあります。離婚や離職による生活の変化や経済面、ご自身の病気など、予想のつかないことも起こります。

もし、覚悟を持って始めた愛犬と生活ができなくなったときには、「命のリレー」で愛犬の命をつなぐ努力をしてほしいと思います。


(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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