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子犬を迎えるには、必要な物と心構え?【動物看護師が解説!】

子犬を迎えるには、必要な物と心構え?【動物看護師が解説!】

ペットショップや譲渡会で可愛い子犬に一目惚れ。今すぐ連れて帰ります!と言いたいところですが、ちょっと待ってください。

犬を飼う=命を受け取るということ。
無知なまま大切な命を迎えて、本当に大丈夫ですか?

犬、というものを理解して

犬と人は、当然食べるものも違いますし、生活リズムも、生きるためのルールも違いますよね。
何も知らないで子犬を迎え入れたら、いろんなところに粗相をしてしまうし、夜なのに寝ずに吠えるし、大変なことばかり…と頭を抱える人もいるでしょう。

まず、子犬を迎え入れる前に”犬”というものを理解できたら、ビギナー飼い主さんの心持ちも違うはず。
迎え入れて1日目で、理想とするような落ち着いた犬との生活が手に入るわけではありません。

一緒に楽しく生活するためには、必要なしつけと、犬の過ごしやすい環境を作ってあげることです。

どんなアイテムを準備すればいい?

①ケージ
犬の生活するスペースを仕切るケージは必要になるでしょう。大きさや形はその家庭の部屋の広さや、飼う犬種によって合うものを決めると良いです。

小さすぎるものは良くなく、トイレとくつろげるスペースが半分ずつ取れるくらいの大きさが理想です。脱走の原因となる場合があります。
また、地震などの災害が起きた時に、落下物から犬を守ることもできます。


②トイレ
トイレも不可欠なアイテムです。ペットシーツいたずら防止の網付き、網なし、足を上げてする犬の為の壁付きのもの、様々種類がありますが、まずは平面で網の付いているものが良いでしょう。

汚れるものですし、いつかは買い替えが必要になるはずですから、先の先を見越して飼う必要はありません。


③フード、食器など
お皿やフードも、使用していたものに近いものを用意しましょう。
水飲みも必要ですが、お皿で飲んでいたり、ボトルから飲んでいたり、飼育している場所によって様々でしょうから、きちんと話を聞いて家でも継続してあげられるようにしましょう。

フードの種類は購入できるのであれば、まずは同じものを用意してあげるのが無難です。

基本はこれだけで大丈夫

まずは、居場所とフード、トイレを用意しましょう。そのほかは、必要と思った時に買い足すのが良いでしょう。

犬を家の中でフリーにして飼うことに憧れている人も多いでしょうが、留守番中や人の目のないところでは事故の元になりますので、オススメしません。
寝るときや、留守番の時は自分のケージ(居場所)に戻って休む、と小さい頃から徹底して教え込むと後々楽なはずです。

準備すべき一番大切なもの

子犬を迎える前に準備すべき、最も大切なものは”覚悟”です。
どんな病気にかかるかわかりません。莫大に治療費が必要になるかもしれません。しっかりしつけをしなければ、噛む犬になるかもしれません。吠えて止まない犬になるかもしれません。あなたが急いで身支度をして出かけようとしても、飛びついて邪魔をするかもしれません。大切なものを壊されるかもしれません。
それでもその命を手放さない”覚悟”を持ってください。

しっかりと愛情をかけて育て上げれば、そんなことを忘れてしまうくらいの幸福をその犬は運んできてくれるはずですよ。


文/動物看護士 木本 由季
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