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フレンチ・ブルドッグの飼い方|しつけや寿命、かかりやすい病気など
フレンチ・ブルドッグの特徴や性格は?
フレンチ・ブルドッグの見た目の特徴
しっかりとした骨格の体は、筋肉質で引き締まっているため、がっちりとした印象を与えるでしょう。
毛色は「フォーン」と呼ばれる茶系の色と、「ブリンドル」と呼ばれる黒ベースの縞模様、「パイド」と呼ばれる白ベースの色があります。
フレンチ・ブルドッグの性格
興奮しやすい部分もあるため、子犬期にしっかりとしつけておく必要があるでしょう。
フレンチ・ブルドッグを飼うときの注意点
健康面のサポートが大切
そのため、詳しくは後述しますが、かかりやすい病気も多く、フレンチ・ブルドッグを飼うにはそれらの健康問題にしっかりと向き合い、サポートすることが求められます。そのため医療費もかかりやすく、金銭的な余裕も欠かせません。
鼻の上にあるシワには涙や皮脂などがたまりやすいので、こまめにふき取るようにしましょう。
年齢や目的に合ったフード選び
肥満の傾向がある子には体重管理用のフードを与えるなど、目的に合ったフードの選択も大切です。
熱中症や思わぬ事故に要注意
エアコンなどを活用して室内の適温を保ち、常に水が飲めるような環境を整えてあげてください。
なお、好奇心旺盛な性格でもあるので、事故防止のためにも、入られたくない場所には仕切りを設置する、電気のコードや家具には噛み防止用の塗布剤を塗っておくなどの対策もおすすめです。
フレンチ・ブルドッグのしつけのポイント
社会性を身につけて
そこで、子犬のうちに社会性を身につけることが重要です。「マッテ」の指示を聞き落ち着いて待つことや、「オスワリ」「フセ」などの姿勢を維持することができるよう、とくに子犬期にトレーニングしてください。
引っ張り癖がつかないようリードトレーニングを
引っ張り癖がつかないよう、子犬のころからリードトレーニングをおこない、飼い主さんと同じペースで歩けるように学習させましょう。
フレンチ・ブルドッグがかかりやすい病気
かかりやすい病気
・眼疾患
・外耳炎
・マラセチア皮膚炎
・流涙症(りゅうるいしょう) など
また、「マラセチア皮膚炎」犬の皮膚に寄生する真菌(マラセチア)が増殖し、皮膚がベタつき赤く腫れてしまう病気です。
他にも、目が大きく飛び出ているため角膜などが炎症しやすく、目の疾患にもかかりやすい傾向があり、「流涙症(涙やけ)」などにも注意が必要です。
平均寿命は他の犬種に比べて短いって本当?
犬が健康で長生きするコツには、“病気を予防すること”や“病気を早期発見し治療すること”などが挙げられますが、フレンチ・ブルドッグの場合は先天的に呼吸器系の構造的な問題があり、病気を予防することはかなり難しいのです。
フレンチ・ブルドッグが他の犬種よりも短命な理由は、そういった点にあるのかもしれません。
しかし、現在は動物医療の技術が進み、質の高いフードが増えてきたこともあり、フレンチ・ブルドッグの寿命も今後延びていくことが期待されます。
愛犬を肥満にさせない、定期的な健康診断を受ける、少しでも気になる症状があったら動物病院に行くなどを心がけて、病気の重症化を未然に防ぎましょう。
かわいいフレンチ・ブルドッグと幸せに暮らそう!
「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『病気・症状データベース(軟口蓋過長症)』
監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/松本マユ
※性格や気質は個体差やしつけによりますので、あくまで目安としてください。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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