犬と暮らす
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愛犬の死に直面…また犬を飼う決意をした飼い主さんたちの思いとは
今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、先代犬を亡くし新しく犬を飼ったことのある飼い主さん61名に「愛犬の死に直面したあと、どのような心境の変化があり、また犬を飼う決意をしたのか」、アンケート調査を実施してみることに。
今の愛犬とどのように過ごし、先代犬にどのような思いを抱いているのか、飼い主さんたちの思いの一部を紹介します。
縁があって新しい子を迎えることに
- 「『また犬と暮らしたい』という思いに気づいたとき、里親を募集している犬と巡り合ったことで、これも何かの縁と思い新しい犬を迎えました。先代犬にしてあげることができなかったことを実行するよう、生活を改めました。虹の橋で再会できると信じているので、そのときに先代犬から褒めてもらえるよう、精一杯生きたいと思っています」
- 「生まれ変わって、我が家に戻って来るように伝えていました。そして、亡くなって約半年後に運命を感じる出会いをしました。その子が今、我が家にいます」
- 「先代犬を思わない日は1日もありません。『一生どんな生き物も飼わない』と思っていました。現在の愛犬は身内が世話ができなくなった犬で、引き取ったのは偶然ですが、今の愛犬も先代犬との出会いもすべて縁だと思っています」
- 「次は猫ちゃんなんですが、運命的な出会いがあったので家族に迎えました。先代の子に顔が似ているような気がして」
- 「同じ黒柴が偶然近くに現れたとき、先代の生まれ変わりというよりも、いつまでも悲しむ私に、先代が気を遣って紹介してくれたような気がします。先代を腕の中に抱いたまま彼女が旅立ったときの感触は、15年経った今でもありありと残っています。どちらも愛しい存在に変わりありません」
- 「『こんなにつらい思いはしたくないから』と思ってましたが、やはり縁ですかね。最初は、仕草や気配に似たものを感じ、引き取りました。印象を重ねることはあったけど、やはり別の命です。代わりではないと思います。その子はその子だと、ある意味割り切って向き合う必要はあると思います。ありのままのその子を受け入れ、先代犬との生活を思い、次の犬の一生を、先代犬の生きた意味、私に教えてくれたことを活かした形で過ごせたら、きっと先代犬も喜んでくれると思います」
時間が経つにつれて…
- 「時間が経つにつれ寂しくもあり、『また新しい家族を迎えたい』と思うように。先代犬にできなかったことを、今度はしてあげたい」
- 「そばにいるのが当たり前だったので、生活に張りがなくなった。時間が経つと犬を飼いたくなった。以前できなかったことや、充分気をつけてあげられなかったことを、今の愛犬にしています。先代犬もずっと一緒に家族です」
- 「9年間飼えなかったが、両親のセラピー犬にと飼った後は、家族全員が癒された。これまで飼ってきた犬や猫たちも、ともにいるように感じる」
「やっぱり犬と暮らしたい」と思うようになった
- 「ペットロスはつらすぎますが、『自分より愛犬を幸せにできる人はいない』と思うようにしています。だから、愛犬の寿命より自分が生きていられる年齢のうちに飼おうと思いました」
- 「また家族に迎えるということは、いつかお別れの日が来る……覚悟を持って迎えました。先代のように最期まで苦しませるのは絶対に嫌なので、必ず年一度の健康診断は欠かさないようにしています」
- 「先代犬のことが大好きで、『またあんな生活がしたい』と思うようになった。部屋には何枚も写真が飾ってあり、忘れることは決してない。初めは『あの子のように』と思っていたが、今は『あの子とこの子は違う犬だ』と納得し、先代犬があまり興味を示さなかったボール遊びなどを楽しんでいる」
- 「先代が3才にならないうちに急死し、あまりにも突然のことで頭の整理もできなかった。短い時間だったが、私自身初めて迎え入れた犬。彼女の存在の大きさに改めて気づき、犬の良さを忘れたくないと思い、今の愛犬を迎えました。先代にしてやれなかったこと、お出かけや旅行、たくさんの人に会わせる、そして1番は健康のこと。先代のときは、経験不足で何もできなかったので、少しの変化でもすぐに病院へ。おかげで悪性腫瘍を見つけ手術、今も元気にしてます。先代がいたからこそ、今の愛犬が元気で生活できると思っています。ありがとう」
文/雨宮カイ
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