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長い分だけしっかり対策を! 犬の8時間以上のロング留守番のポイント

仕事などで、犬に8時間以上の長い留守番をしてもらうときには、数時間の短い留守番のときとは違った環境作りが必要です。ロング留守番の間、退屈せず清潔な空間で快適に過ごせるようにするための工夫をご紹介します。

おすすめの長時間留守番スタイル

柵付きフリースタイルの例
犬は留守番中のほとんどの時間を眠って過ごすことが多いですが、8時間を超える長い留守番の場合には、起きて活動する時間もあります。その間に退屈したり汚れたりすることなく、快適に過ごせる空間を用意してあげることが重要です。

長時間留守番をしてもらうときの空間作りとしては、自由に遊べる空間と落ち着いて眠れる場所を両立しながら、柵を活用して危険からは身を守ることができる「柵付きフリースタイル」がおすすめです。

留守番中きゅうくつな思いをしないように、リビングなどのある程度ひらけた場所に柵で囲った場所を設けて、その中にクレートやトイレなどを設置しましょう。留守番時間が長くなる場合には、トイレは多めに用意するとよいでしょう。

いたずら好きな犬の場合は庭付き一戸建てスタイル

庭付き一戸建てスタイルの例
そそうやいたずらが心配な犬の場合には、広い場所を警戒せず、安心して過ごせる寝床と清潔なトイレスペースを確保できる「庭付き一戸建てスタイル」がおすすめです。

「庭付き一戸建てスタイル」とは、柵で囲ったトイレスペースをクレートに接続し、自由に行き来できるようにした、まるで庭付きのお家のような見た目のスペースのことです。人がいない広いスペースに警戒心を抱くことなく、また、トイレの失敗を懸念することなく、快適で清潔に過ごすことができるので、犬にとっても飼い主にとっても安心です。

狭いサークルに長時間留守番をさせるのはNG

長時間の留守番には適さない狭い空間
簡易的な柵の中にトイレと毛布やクッションなどの寝床を置いただけの狭いスペースで長時間の留守番をさせることはおすすめできません。

トイレと寝床の区別がつきづらい空間では、不快感が強くなったり、排せつを我慢してしまったりすることがあります。また、排せつを我慢することによって、飼い主が帰宅して柵から出すときに、カーペットなどでそそうをしやすくなってしまいます。

この形の留守番スペースには、犬の視界をさえぎるクレートなどがなく、落ちついて過ごすことができないため、留守番中に飛び上がってしまったり、吠え癖がついてしまったりすることがあります。

犬の幼稚園も活用しよう

しつけもしてくれる犬の幼稚園
仕事などで長い時間留守にする飼い主のために、「幼稚園」や「保育園」など犬を預けることができる施設が増えてきました。

中には、単に預かってくれるだけでなく、飼い主の悩みに合わせてトイレや「マテ」などの簡単なしつけをしてくれるところや、自然に囲まれた場所で過ごすことができる施設など、さまざまな特色があります。

飼い主のライフスタイルや犬の性格に合わせて「幼稚園」や「保育園」を活用するのもおすすめです。

上手に工夫して犬も快適、飼い主も安心な留守番を!

クレートに入っているチワワ
慣れないうちは心配がつきものの長時間の留守番も、快適で清潔な空間をしっかりと準備することで、犬にとっては快適な、飼い主にとっても安心な時間にすることができます。きゅうくつな思いをさせないように十分な空間を用意し、清潔を保つことができるトイレスペースを備え付けることを基本に、犬の性格に合わせて上手に工夫しましょう!
参考/「いぬのきもち」2017年5月号『愛犬は快適、飼い主さんは安心|時間別おすすめ留守番スタイル』(監修:Can!Do!Dog Pet School代表 日本動物福祉協会認定家庭犬インストラクター 西川文二先生)
文/くら
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