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犬の「イヤですサイン」が出やすいシーンは3つ!対処方法とは?
言葉を話せない犬は、しぐさや行動で“イヤだな”と感じたことを、飼い主さんに伝えようとしています。ここでは、そんな犬の「イヤですサイン」がよく見られるシーンをご紹介。そのときの対処方法も解説するので、参考にしてみてくださいね。
「イヤですサイン」はとっても重要な愛犬のサイン

犬の「イヤですサイン」は、カーミングシグナルとも呼ばれ、人が緊張したときに手をぐっと握ったり、頭をかいたりするしぐさと同じようなものです。
犬の「イヤですサイン」について知ることは、ストレス回避などにつながるため、愛犬と飼い主さんの絆もぐっと深まるでしょう。
「イヤですサイン」こんなときに見られる

犬の「イヤですサイン」は、意外と多くの場面で見られます。愛犬の行動やしぐさをよく観察して、上手に対処してあげましょう。
トレーニング中
トレーニング中に体をかいたり、前足をなめたりかじったりしている場合は「イヤですサイン」です。
「もうやめたいな」と思ったり、指示が理解できずに困惑したりしているのでしょう。
集中力が切れている証拠でもあるので、少し休憩をはさんであげるようにしてください。
また、トレーニング中の飼い主さんの指示を出す声のトーンが強すぎる際にも「イヤですサイン」を出すことがあるので、やさしい口調を心がけることも大切です。
初めて会う犬や人がいるとき
初対面の犬や人に会うときも、緊張や興奮から「イヤですサイン」が出やすくなります。
このような場面見られる「イヤですサイン」は、目をそらす、固まる、ゆっくり動く、弧を描きながら近づくなどさまざま。
愛犬が自分なりに距離感をはかり、相手の様子をうかがっているときなので、相手の犬や人に無理に近づけようとすることは避け、愛犬のペースを見守りましょう。
お手入れ中の時間
愛犬のお手入れをしているときにも、「イヤですサイン」はよく見られます。お手入れ中に愛犬が体をブルブルッと振るなどしたら、それは「イヤですサイン」でしょう。
とはいえ、お手入れはやめるわけにはいかないので、おやつやおもちゃなどを使い、愛犬の気をそらしている間にお手入れをするのがおすすめです。
これを続けることで徐々にお手入れに慣れ、「イヤですサイン」も出にくくなるかもしれません。
愛犬のサインに気付いてもっと仲良くなろう

飼い主さんは楽しく遊んでいるつもりでも、愛犬は「イヤですサイン」を出していた……というケースも少なくありません。
愛犬のしぐさをよく観察して「イヤですサイン」に気付いてあげられるようになれば、もっともっと仲良くなることができるはずですよ!
参考/「いぬのきもち」2019年9月号『愛犬の気持ちを知るヒントになる!愛犬の意外なイヤですサインに気付こう!』(監修:東京大学附属動物医療センター行動診療科および往診専門「ペット問題行動クリニックBLISS」獣医師 菊池亜都子先生)
文/くら
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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