犬と暮らす
UP DATE
犬のお手入れ、長毛種と短毛種のポイントの違い知ってた?
犬の中には、毛の長い犬も短い犬もいます。長毛種と短毛種のお手入れの違いを確認して愛犬に合ったケアをしてあげましょう。いぬのきもち相談室の獣医師が解説します。
犬は被毛の種類でお手入れが異なる

犬の被毛は、オーバーコートだけを持つシングルコート、オーバーコートとアンダーコートの両方を持つダブルコートの2種類があります。
被毛の長さにかかわらず、ダブルコートを持つ犬種には換毛期があり、シングルコートの犬種は換毛期がないとされていて、被毛の種類で必要なお手入れ道具やケアが異なります。
長毛種のお手入れ方法

長毛種の毛は、毛玉やほつれができやすい特徴があります。お手入れの際は、耳の後ろやしっぽの付け根などのほつれやすい部分にブラッシングスプレーをかけ、スリッカーを使って丁寧にとかしていきましょう。
このとき、スリッカーのピン先で皮膚を傷めないよう、毛の流れに沿って優しくとかしてください。
顔の周りと全身は、柔らかい豚毛ブラシを使うとブラッシングが苦手な犬でもやりやすいです。毛をほぐした後は、コームを使って整えます。
短毛種のお手入れ方法

短毛種は毛の生え変わりが早いため、ブラッシングをこまめに行って、抜け毛を取り去りましょう。
スリッカーで抜け毛を取ると同時に毛の流れを整え、つや出しとして獣毛ブラシを仕上げに使うとよいです。
ダブルコートの短毛種は、換毛期の抜け毛が多いので毎日ブラッシングをしてあげましょう。抜け毛取りブラシが効果的です。
さらに毛が短い極短毛種は、短毛種より毛の生え変わりが早く、抜け毛も多くなります。表面と皮膚が近いので、ラバーブラシなどで優しくブラッシングをするとマッサージ効果もあり、毛ヅヤもよくなります。
皮膚の異常に早く気が付くことが大切
長毛種と短毛種では、どちらかといえば毛が少なく皮膚の状態を確認しやすい短毛種の方が、皮膚の異常に気が付きやすいといえるでしょう。
犬の皮膚病は、アレルギーや細菌、寄生虫、カビなど、さまざまな原因で引き起こされますが、もし皮膚の異常に気がついたらできるだけ早期に治療やケアを行って対処することが大切です。
春と秋は犬の換毛期です。愛犬の毛のタイプに合わせて適切なケアをしてあげてくださいね!
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
UP DATE