犬と暮らす
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犬の肉球が猫より硬いのはなぜ? 意外と知らない「犬の肉球」のこと
犬の肉球のニオイは「年齢」や「生活環境」で変わる
また、犬の肉球のニオイは、道や床といった生活環境にも影響を受けるため、家や散歩コースなどが変わると、肉球のニオイも変化することがあります。
犬の肉球の表面が猫よりも硬いのは「祖先」が関係している
犬の祖先とされるオオカミ(ハイイロオオカミ)は、雪の降る寒い環境で暮らしていたといわれ、冷たい地面や雪が積もった地面でも走れるよう、滑りにくくかつ冷えにくい構造の肉球に変化する必要があったと考えられています。
犬の肉球の表面がザラザラして硬いのは、ブレーキや滑り止めの役割を果たすために、円錐状突起の集まりでできているため。また、犬の肉球内部は動脈と静脈が並走するという特殊な構造をしており、冷たい地面に足をつけて冷やされた静脈内の血液が、すぐそばを流れる動脈の血液に温められるようになっています。
一方、猫の祖先であるリビアヤマネコは暖かい地域で生活していたため、肉球の表面を犬のように硬く丈夫にする必要がなく、ツルツルして柔らかい肉球になったと考えられています。
犬の肉球にそれぞれ「名前」がある
犬の肉球の名前
- 掌球(しょうきゅう):前足の肉球の中心にあるもっとも大きな肉球
- 足底球(そくていきゅう):後ろ足の中心にあるもっとも大きな肉球
- 指球(しきゅう):前足の掌球の外側にある4つの小さな肉球
- 趾球(しきゅう):後ろ足の足底球の外側にある4つの小さな肉球
- 手根球(しゅこんきゅう):人でいう手首付近にある肉球
ちなみに、手根球は前足にだけ存在します。
犬の肉球の色の違いは「遺伝子」が関係している
なお、犬の肉球の色は、子犬のときにピンク色だったものが黒になるなど、変化することも少なくありません。これは、遺伝子や色素沈着などが主な原因とされていますが、なかには乾燥が原因で色が薄くなるケースも見られます。
参考/「いぬのきもち」2016年12月号『たまらん!?悶絶!?魅惑の香りワールドへご招待 愛犬の肉球のニオイって、○○みたいなんです……。』(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生)
取材・文/ハセベサチコ
※犬のルーツについては諸説あります。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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