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「散歩中、愛犬が人や犬にワンワン吠えて困っている!」 そんなとき、どうすればいい?

散歩中に愛犬が、ほかの人にワンワンとよく吠えるから困る……。そんなお悩みを抱えている飼い主さんも、多いのではないでしょうか? 散歩は毎日行くものなので、いつも吠えてしまうようだと心配ですよね。

また、自転車に乗っている人に吠えることで相手を驚かせてケガをさせてしまったり、すれ違いで犬に吠えることで犬同士のケンカに繋がったりしたりしたら、大変です!

今回は、散歩中に愛犬が吠える場合の対処方法をお伝えします。

ほかの犬とすれ違うときに吠えるケース

撮影/尾﨑たまき

吠えない距離をとる

ほかの犬に吠えてしまう犬は「これ以上近づかれると怖い」という範囲があります。愛犬がすれ違いざまに吠えないようにするなら、まず吠えないでいられる距離をとること。

吠える経験を積めば積むほど、愛犬の吠えは習慣化します。愛犬が吠えそうな状況は、飼い主さんが事前に察知して、なるべく避けるようにすることが大切です。

アイコンタクトをとりながら、すれ違う

次に、この「吠えない距離」を短くしていくためには、大好きな飼い主さんに注目させるアイコンタクトをとりながら、すれ違うことを練習することです。そうすることで、愛犬はほかの犬が気にならなくなり、吠えにくくなります。

アイコンタクトは、フードまたはおやつを握り込んだ手をあごの下に持って、愛犬の視線を飼い主さんのほうに向けさせます。最初は歩きながらアイコンタクトをとることは難しいですが、吠えない犬に育てるためにも、ぜひ覚えておきたいです。

アイコンタクトをとりながらすれ違って、相手を気にせずにすれ違えたらごほうびを与えましょう。

トリーツポーチがあると便利!

撮影/尾﨑たまき
散歩中は、フードやおやつをすばやく出せるトリーツポーチを持っていくといいでしょう。吠える相手を見つけたときに、すぐにアイコンタクトができるので便利!

猫や自転車など、動くものを追いかけて吠える場合

イラスト/小倉隆典
昔、人と一緒に狩りをしていた犬種はとくに、動くものを追いかけ回したくなる習性があります。散歩中に猫や自転車を追いかけるように吠える犬は、愛犬より先に飼い主さんが対象を見つけて事前に距離をとって、相手が通り過ぎるまで愛犬の視線を飼い主さんに向けさせましょう。

フードまたはおやつを握りこんだ手に愛犬を注目させながら後ずさりして、猫や自転車と距離をとると吠えにくくなります。愛犬に猫や自転車を見せないようにできれば成功!

散歩に行こう! と家の中で吠える場合は?

撮影/尾﨑たまき

吠えるきっかけをなくす

飼い主さんが散歩の準備をしたときにそれに反応して、「早く連れて行って」といわんばかりに吠える犬がいます。

それは、飼い主さんがリードや散歩バッグを持つ姿などを見て「散歩に行ける!」と吠えているので、その思考回路を変えましょう。

たとえば、家事をするときや、テレビを見るときなど、散歩に行かないときにあえてリードを持って愛犬にそれを見せるのです。それを一日に何回も繰り返します。

そうすることで、犬も「リード=散歩」と思わなくなるので、吠えるきっかけがなくなり、徐々に吠えにくくなります。

散歩の時間をズラすのも効果的

撮影/尾﨑たまき
毎日同じ時間に散歩に行っていると、そのうちその時間になると「散歩へ行きたい!」と要求して吠えるようになることもあります。

その場合は、散歩の時間を日ごとで不規則にするといいでしょう。そうすることで、吠えるタイミングを失って、吠えにくくなります。

吠えグセ対策はあきらめずに取り組んで

いかがでしたか? 吠えグセのしつけは時間がかかりますが、あきらめずにじっくりと取り組んでください。


参考/「いぬのきもち」2021年3月号『犬の気持ちがわかれば 吠え・噛み問題は解決できる!」(監修:東京・世田谷のしつけスクール「Can! Do! Pet Dog School」代表 西川文二先生
撮影/尾﨑たまき 
イラスト/小倉隆典
文/ichi
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