犬と暮らす
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1人1人が守りたい!「動物病院で気を付けたいマナー」について獣医師に聞いた
ですが、治療以外の場面で「動物病院の待合室で急に他の犬が近づいてきた」など、様々な経験をしている飼い主さんも多いでしょう。今回は飼い主1人1人が守りたい動物病院のマナーついて、いぬのきもち獣医師相談室の先生に話を聞きました。
4つのポイントについてご紹介します。
①動物を院内で自由に移動させない
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「院内で動物が自由に移動できる状況は、突然の飛び出しや誤食、他の動物にも迷惑がかかり危険です。
リードをつけて犬があっちにこっちにと行かないように短く持つ、もしくはキャリーバックに入れて待ちましょう。
中には“うちの子は大丈夫だから“という方がおられますが、突発的なケンカが起きたり、急に病院を飛び出して交通事故で死んでしまったコもいます。」
②愛犬を他の犬に勝手に近づけない
獣医師:
「犬にも相性がありますし、知らない犬が突然来たら怖いと感じる犬もいます。
お互いにケガをすることもあれば、発作持ちの犬の場合、発作が起きる可能性もあります。お互いが安心して過ごすための気遣いも必要ですね。
他の犬と仲良くなりたいときは、まずは飼い主さん同士で“会わせても大丈夫ですか?“と確認してから接しましょう。」
③他の犬に勝手に触らない
獣医師:
「知らない人を怖がるコもいます。初めて会う犬に噛まれる事故では、触られたくないという犬の気持ちが背景にあることが多いです。
具合が悪いコは余計に調子を崩すかもしれません。犬の中でも性格はさまざまなので、必ず飼い主さんに確認してから触るようにしましょう。
特に、お子さんは突発的な動きをするので、犬がびっくりして口や歯を当ててしまうこともあります。ご家族で来院する際は、お子さんにもマナーを教えてあげましょう。」
④撮影への配慮や排泄物の処理もお忘れなく!
獣医師:
「院内で写真を撮るときは、他の人や犬にも配慮しましょう。
また、もしウンチやオシッコをしたら、院内に掃除品がある場合は飼い主さんが掃除を行い、なければスタッフに声をかけてください。
排泄物が不衛生という理由だけでなく、他の動物に病気がうつる可能性もあります。
いつもと違う環境の中で、犬が急に排泄したくなるのは自然のことなので、スタッフに声をかけてもらえるとありがたいです。」
“人と犬に対する思いやり”、動物病院のマナーについてお伝えしました。
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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