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注意して見てあげたい! 犬の「問題があるいびき」について獣医師が解説
犬がいびきをかいて寝ている姿を見かけることがあると思いますが、なかには注意が必要ないびきもあるようです。どのようないびきに注意すべきなのか、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
犬のいびきとは?
——犬のいびきについて教えてください。
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「睡眠中にのどの周りにある筋肉がゆるみ、のど(上気道)が狭くなったとき、そこを通る空気が発する振動音がいびきです」
——どのような犬がいびきをかきやすいのでしょうか?
獣医師:
「人もそうですが、どんな犬でもいびきをかく可能性はあります。そのなかでも、鼻が短い短頭種(パグ、フレンチ・ブルドッグ、シー・ズーなど)などはもともと鼻の穴が狭かったり、のどの構造が長かったり(軟口蓋過長)などということから、いびきをかきやすい犬種です。
また、太った犬も、のどの周りに脂肪がついているため、上気道が狭くなり、いびきをかきやすいでしょう」
注意が必要な犬のいびきとは?
——注意が必要な犬のいびきというのもあるのでしょうか?
獣医師:
「鼻炎や鼻の中の異物、鼻腔内腫瘍などによってもいびきが見られる場合もあるので、注意して見てあげる必要があります。
そのため、犬の『問題のあるいびき』というのは…
という場合でしょう。鼻に何か異変があって、急にいびきをかくようになった可能性も考えられます」
——愛犬がいびきをかいているときは、いつもと変わったところが見られないかなど、飼い主さんは注意して見てあげたいですね。
獣医師:
「そうですね。また、いびきもかきながら鼻汁や鼻出血なども一緒に出るなどの症状が出た場合は、動物病院で診てもらったほうがよいでしょう」
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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