犬と暮らす
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大型犬と暮らす住環境の注意ポイントは?愛犬の体のサイズに合わせた住環境を!
大型犬との暮らしには室内の環境整備も必要だといわれますが、お部屋の環境をどのように整えたらよいのでしょうか?
今回は、いぬのきもち獣医師相談室の先生に、大型犬と暮らす際に考えておきたい住環境の整備について話を聞きました。
犬と暮らす場合は、愛犬の体のサイズを考えた住環境を整えよう
犬といっても体の小さな小型犬から、超大型犬まで、さまざまな犬種があります。
獣医師によれば「犬というくくりでは同じでも、体格差を考えると小型犬と大型犬を別の生き物であるととらえて、犬たちがそれぞれに暮らしやすい環境を整える必要がある」とのことでした。
大型犬と暮らすなら考えたい住環境4つのポイント
――大型犬と暮らすときに気を付けたい住環境のポイントを教えてください。
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「では、大型犬と暮らすための住環境整備についてみていきましょう。」
①室内のスペース
獣医師:
「室内のスペースを広くとれるかどうかは重要なポイントですね。
ケージやトイレなどは身体の大きさに合わせるので、設置するスペースが必要になります。
室内に身体のサイズに合ったケージが置けることはもちろんですが、愛犬が休息したり遊ぶことができる十分なスペースを確保してあげましょう」
②室内の安全管理
獣医師:
「大型犬に限ったことではありませんが、犬と暮らす場合は冷暖房を完備するなど、安全に配慮して室温管理することが大切です。
小型犬と異なる安全管理としては、大型犬は体高があるので、テーブルの上にある物の誤食には気を付けたほうがよいですね。
犬はシニア期を迎えると、足腰が不自由となることがあります。愛犬の過ごすスペース床や階段が滑りにくいこと、出来るだけフラットな環境であることが望ましいでしょう。」
③日々のお掃除
獣医師:
「大型犬は身体の面積が広いため、小型犬に比べると抜け毛の量も多くなります。お部屋のこまめな掃除も必要です。」
④介護を見据えておくこと
獣医師:
「シニア期を迎えた犬は、介護が必要となるかもしれません。寝たきりになっても日々のお世話の中で日光浴をさせたり、外の空気を吸わせてあげるなどの適度な刺激は必要です。
愛犬が寝たきりになったても対応できるスペースが室内にあるか、動けない愛犬の身体を支えることが出来る人手があるかなども見据えておくことが必要でしょう。」
これから大型犬を迎えたい! という方は参考にしてみてくださいね。
監修:いぬのきもち獣医師相談室 担当獣医師
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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