愛犬のお世話に一生懸命になりすぎてしまう飼い主さんもいると思いますが、気づかないうちに愛犬の気持ちを傷つけてしまっている可能性もあるようです。
今回、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
知らないうちに愛犬の気持ちを傷つけてしまう飼い主さんの行動
——飼い主さんが知らず知らずのうちに、愛犬の気持ちを傷つけてしまうことがありますか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「その可能性もあります。具体的には…
といった接し方をしたときに、犬の気持ちが傷ついてしまうかもしれません」
——飼い主さんとしては、しつけに一生懸命になっているのかもしれませんね。上記のような飼い主さんの行動で気持ちが傷ついた犬には、どのような影響が見られますか?
獣医師:
「たとえば…
- 攻撃的になる
- 怖がりになる
- 落ち着かなくなる
- 悲しくなる
- ふさぎこむ
- 病気になる
などのような変化が見られる可能性が考えられます。病気に関しては、皮膚、消化器、呼吸器、泌尿器、脳、内分泌など、さまざまな病気になる可能性があるので断定はできませんが、ストレスが万病のもとというように、犬の心身に影響を及ぼす可能性もあるでしょう」
愛犬のトレーニングや苦手なことへの取り組み方で大切なこと
——トレーニングや苦手なことの克服など、生活するなかで犬にとって必要なこともあるでしょう。飼い主さんはどのような配慮が必要でしょうか?
獣医師:
「必要なトレーニングについては、できることから少しずつ行うとよいでしょう。トレーニングの際は愛犬のことを褒めて、楽しく取り組めるとよいですね。
また、愛犬が暮らす家を日頃から安心できる環境にしてあげることも大切です。ぜひ飼い主さんは意識してみてください」
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/sorami