1. トップ
  2. 病気・症状データベース
  3. 消化器官
  4. 健康・病気
  5. 巨大食道症[きょだいしょくどうしょう]

消化器官

UP DATE

巨大食道症[きょだいしょくどうしょう]

巨大食道症の症状と治療、予防方法

解説

遺伝的なものやほかの病気などが原因で、食道が通常より太く広がったままになり、食べ物を胃に送る食道がうまく動かない状態の疾患です。食べものや飲んだ水を、遠くに飛ばすように吐くようなしぐさが見られることも。

原因

特発性(原因不明)のものや内分泌疾患、重症筋無力症などにより起こるといわれています。

症状

食道の運動が低下するため、食べ物や水を食後比較的短時間の間に吐き出します。吐いた食べ物が、肺に入ってしまうと(誤嚥)肺炎を起こし、発熱や咳、呼吸困難などの症状がみられ、死に至ることもあります。また、慢性的に食道の炎症を起こすこともあり、食欲不振やよだれなどの症状がみられることもあります。

診断

胸部レントゲン検査で診断します。単純レントゲン検査ではっきりと診断がつきにくい場合は造影レントゲン検査をします。

巨大食道症の治療

完全な治療は難しく、吐かないような食べさせ方をします。たとえば、前足を台などにかけさせて食事を与えます。あるいは犬を抱いて肩越しに誰かに食事を与えてもらいます。食後もしばらくは立位を保たせます。方法を工夫するだけでは栄養の摂取が難しい場合は、チューブを挿入してそこから栄養を補給する場合もあります。基礎疾患があればその治療も行います。

巨大食道症の予防

予防は難しいですが、一度に多くのフードを食べさせないようにします。発症している場合は、繁殖は避けましょう。
CATEGORY   消化器官

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「消化器官」の新着記事

新着記事をもっと見る