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3頭のパートナー・ドッグが教えてくれた「うちのコにじゅうまる」|連載・西川文二の「犬ってホントは」vol.128

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「いぬのきもちWEB MAGAZINE」が送る連載、家庭犬しつけインストラクター西川文二氏の「犬ってホントは」です。
西川先生は『いぬのきもち』の創刊当初からご登場いただいていて、その歴史を長く知るインストラクターの一人。 今回は創刊20周年を記念し、「#うちのコにじゅうまる」をテーマに西川先生がいま思うことを語ります(編集部)。


祝20周年‼
本誌『いぬのきもち』と私とのおつき合いも、20年を迎えたわけです。
いろいろありました。
創刊の年から何年かは、読者のお宅に訪問する記事が多かった。
女性のカメラマンが犬からのマウンティング攻勢にあってしまい撮影に難儀したこと。
リビングに入ったら、2頭のフリーの状態の犬が突進してきて、噛みつかれそうになったこと。
ダイニングの木のチェアが今にも崩壊しそうなくらいに噛みまくられていて、ビックリしたことなど。
このあたりのことを挙げていくだけでも、コラムが数本かけてしまうほどですが、今回はテーマが決められています。
本誌創刊20周年記念企画ということで、「うちのコにじゅうまる」というのが今回のテーマです。

うちのコたち?

犬は私にとっては子どもというよりも相棒的な存在なので、パートナー・ドッグという言い方をしています。
現在のパートナー・ドッグは、ダップと鉄三郎の2頭。
本誌のお手伝いを始めたのは、20年も前の話ですから、当然ダップも鉄三郎も存在してはいなかった。
当時のパートナー・ドッグは、Poohでした。
テーマに寄せれば、この3頭が私にとっての「うちのコ」となります。
3頭ですから、私の場合は正確には「うちのコにじゅうまる」ではなく、「うちのコたちにじゅうまる」となります。
さてまずはPoohの「まる」。

初代パートナー・ドッグのPooh。私にいろいろ教えてくれました
Can! Do! Pet Dog School

Poohの本誌登場は2002年から

彼なくして今の私はないわけで、ある意味彼は私の恩人、じゃない「恩犬」。
彼の話は拙著『いぬのプーに教わったこと(サイゾー)』に詳しく記しているので、ぜひそちらもご一読いただきたいところですが、いくつか「まる」を挙げていくとすると、

○学習の心理学などの知識を検証、再構築する際の協力者であった(最初の著書『犬は知的にしつける』<ジュリアン出版>はPoohがいたからこそ)
○攻撃的な犬の改善方法を教えてくれた(Poohはある事件をきっかけに他の犬に攻撃性を見せるようになってしまい、その改善への過程が勉強になった)
○子どもたちにいい影響を与えてくれた(幼稚園への送り迎えに同行していた)
○デモンストレーションをしっかりこなしてくれた(生徒さんたちのお手本になってくれた)
○ペット共生住宅の設計協力をしてくれた(2005年に家を建て替える際に)

本誌初登場の私とPooh。20年も前ですから、私も若い
Can! Do! Pet Dog School

ダップの登場は2005年から

ダップの本誌初登場は2005年10月号です。
Pooh と一緒に撮影に協力してくれました。Poohとダブらない「まる」をプラスしていくと、

○私の方法論を身をもって正しいと教えてくれた(プーには昔ながらの間違った方法も行っていたが、再構築し新たに作り上げた現在の方法でダップは迎え入れた日から育てた)
○クシャミほか、ユニークな芸を披露してくれる(教えたからできるわけですが)
○苦手なものの克服の方法論の正しさを再確認させてくれた(ある事件をきっかけに破裂音に恐怖反応を示すようになり、それを克服していった)
○20年に及ぶ本誌からのオファーの力なってくれた(彼がいたからこそオファーが続いているのかも)
○現在進行形で、老いていくとはどういうことかを教えてくれている

ちなみに、Poohは2005年10月号を最後に誌面に登場しません。長年戦っていた持病のアジソン病に打ち勝てず、10才の若さで天国へと旅立って行ってしまったからです。

ダップ初登場の本誌。目がどこにあるかわからないくらいに、全身黒かった
Can! Do! Pet Dog School

鉄三郎の登場は2010年から

鉄三郎の本誌初登場は2010年2月号からです。
Poohやダップとダブらない「まる」をさらに挙げていくと
○寝顔に癒される
○へなちょこ感に癒される
○さまざまな病気を乗り越えてきた(甲状腺機能低下症、巨大食道症、胸腺腫瘍など)
○日本犬に対する理解をより進められた(Poohは洋犬と日本犬とのミックス、ダップは洋犬ミックス)
○湯たんぽがわりになる
挙げればまだまだあります。
どの犬も
○不規則な生活を正してくれる
○仕草に癒される
○社会化期の社会化の重要性を教えてくれた(初期の社会化期の体験、迎え入れる前の体験が3頭それぞれ違う)
○執筆や講演などの話のネタを提供してくれる
○楽しい時間を提供してくれる
などなど。

鉄三郎、本誌初登場の写真。なぜだか、このときのカメラマンにはずっと警戒するように
Can! Do! Pet Dog School

うちの場合は「にじゅうさんまる?」

ここまでの「まる」を数えると……ヒー・フー・ミー……ちょうど20個。
「まる」が20個なので、以上が「うちのコたちにじゅうまる」となります。
え? 「にじゅうまる」は「20個の丸」ではなく、「二重丸」?
え? ボケなくていい? 失礼いたしました。
でも、「二重丸」だとしても同じ。いっぱいあるわけですから。

そうそう、ついでに
〇足腰の健康維持の手助けをしてくれる(散歩で歩きますからね)
○モノの見方を変えてくれた(行動分析学で見ると違った角度で世の中が見られる)
◯触り心地がいい
という3つの「まる」も加えておきましょう。

なにせ、私が主催するCan ! Do ! Pet Dog School は、この4月で23周年を迎えておりますのでね。うちのコたちには23の「にじゅうまる」を進呈したい。

ということで、以上「うちのコたちにじゅうさんにじゅうまる」というお話でした。 
読者のみなさんもそれぞれの「うちのコにじゅうまる(二重丸? 20丸?)」があるはず。機会があれば、ぜひとも聞いてみたいと思う次第です。

文/西川文二
写真/Can! Do! Pet Dog School提供
https://cando4115.com/

西川文二氏 プロフィール

公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)認定家庭犬しつけインストラクター。東京・世田谷区のしつけスクール「Can! Do! Pet Dog School」代表。科学的理論に基づく愛犬のしつけ方を提案。犬の生態行動や心理的なアプローチについても造詣が深い。著書に『子犬の育て方・しつけ』(新星出版社)、『いぬのプーにおそわったこと~パートナードッグと運命の糸で結ばれた10年間 』(サイゾー)、最新の監修書に『はじめよう!トイプーぐらし』(西東社)など。パートナー・ドッグはダップくん(17才)、鉄三郎くん(12才)ともにオス/ミックス。

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