犬が好き
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息子がどん底にいた時期に、まるでエールを送っているようだった——愛犬と家族の絆を感じた、不思議な出来事
息子さんが実家に連れてきたウィルくん ふたりの絆を感じる出来事が
その後しばらくして、息子さんが実家に戻ってくることになり、Tさんご家族はウィルくんと一緒に暮らすことになったのでした。
「再起をかけて臨んだ試合で、息子は両目のまぶたを負傷し、ドクターストップになり敗退という悔しい結果になりました。
試合後の真夜中、宿泊先のホテルにいる息子から『応援してくれたのにごめん…』とLINEのメッセージがきたんです。そこで、不思議な出来事が起こって…。
マナーモードの設定なので、別の部屋で寝ているウィルはLINEの通知に気づくはずがないのですが、息子からメッセージが来た瞬間、ウィルは『クークークー』と小さい声で鳴き始めたんです」
「最初は、夜鳴きの始まりじゃないかと心配しましたが、その後も息子からメッセージが来ると、ウィルは『クークー』鳴くことがあったんです。あまりにタイミングがいいので、驚いてしまって。
落ち込んでいる息子を励ましたかったのか、これはきっと『ウィルが息子に送るエールなんだ』と感じたんです」
ウィルくんは、家族みんなを繋いでくれる存在
現在、息子さんは実家から離れて暮らしているそうですが、「ウィルにとって、息子は特別な存在なんだ」と、日々感じているそうです。
「犬が苦手な娘が実家に戻ってきて、同居することになりました。最初はウィルの存在に戸惑っていましたが、1年間一緒に住んでみると、ウィルの表情の変化に気づけるまでになったんです。それに、ウィルのおかげで、娘は情緒豊かになったような気もします。
夫は単身赴任なこともあり、家族バラバラで過ごしてはいるのですが、ウィルの話題でLINEが盛り上がったりと、ウィルは家族みんなを繋いでくれる存在ですね」
最後に、ウィルくんへの思いをこのように話していました。
「ウィルは、家族みんなの心を愛で満たすために、必然的に巡り合えたと思っています。ウィルは、私たちのことを大切に思ってくれています。私も、ウィルの目に見えない気遣いなどにも気づいてあげられるような存在になりたいと思っています。
ウィルには、1日でも長生きしてもらえるように。ウィルと過ごす1日1日を、これからも楽しみ続けていきたいですね」
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