犬が好き
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被災動物シェルター「SORAアニマルシェルター」スタッフの想い vol.3
※保護犬、飼い主さんの情報は2016年10月30日現在の情報です
緑あふれる環境で、トライアル中の笠井さん夫婦と散歩をする秋田のモニーくん
施設に足を運んで以降、 ブログを見るのが夫婦の日課に
以降は、犬たちの現状が書かれているソラのブログを見るのが夫婦の日課に。ブログには、初めてソラに行ったときに会った2頭の秋田、あきたくん・モニーくんもたびたび登場していましたが、あるとき笠井さんは、あきたくんの体調が芳しくなく、ガンに侵されていることを知りました。
大好きな毛布で引っ張りっこをして遊ぶモニーくん
トライアルを経てつながった縁
「何度か噛んだとも聞かされていましたが、わが家に来てからはそんなそぶりもなくとても穏やか。歯みがきや爪切りだってさせてくれます。もうじき1ヵ月、正式に迎えられます。これから楽しい思い出をたくさんつくりたいです」と話す笠井さんの手には「モニーくん日記」と書かれた1冊のノートが。これから新しい思い出が書き記されていくのでしょう。
笠井さん夫婦による「モニーくん日記」。予防接種の記録やプロフィール、トライアル中の思い出などが書かれている
笠井さん夫婦とモニーくん。大好きなふたりに囲まれて幸せそう
犬も人も楽しく過ごせる。みんなに愛されるシェルター
トイレの介護が必要なカズオくんをこまめに洗ってあげるスタッフの高畑さんと菊地さん
たしかに、犬たちは広々とした環境でのびのびと過ごし、みんな幸せそうな表情をしています。
「新しい家族のもとでお互いストレスなく生活できるよう、犬たちにトレーニングをしていきたいですね。それに、スタッフやボランティア、みんなのおかげでソラはどんどん進化しています。これからも動物たちのために、人も動物も幸せになれる、すばらしいシェルターへ成長できたらと思っています」
二階堂利枝さん
SORAアニマルシェルター代表。福島の被災動物を中心に保護活動中。
取材・撮影・文/尾﨑たまき
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