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お金だけでなく、犬たちを何とかしたいという“キモチ”も寄付になる!

総合オンラインストア・Amazonが、動物保護施設支援のためのプログラムを開始。協力するアニマル・ドネーションの活動とあわせてご紹介します。

1回目の記事|誰もが知っているあのAmazonが、動物保護施設支援のために動き出した!

2回目の記事|資金繰りが苦しい保護団体…、動物のためのオンライン寄付サイトとは?

お金という手段だけでなく、キモチを寄付してもらう

写真は、寄付のついた自動販売機。売り上げが寄付される仕組みで、こちらは福岡県の不動産会社に設置された例。この不動産会社の社長が「動物のために何かしたい」と考えて導入したそう。


また直接お金を寄付する以外にも、ほかの方法で各団体を支援できるのがアニドネの大きな特徴です。
たとえば、企業とコラボして、商品を買うとその売り上げの一部が寄付に回るような仕組みにしたり、古本やブランド品を提供するとその買取額が寄付になったり、さらにはSNSで情報を拡散する、ボランティア活動をする、といったこともアニドネでは「寄付」としてとらえています。

「私たちは“ドネーション=寄付金”とは考えていなくて、チャリティに協力することも、支援方法を発案することも『寄付』だと思っています。
もちろん寄付金も大変ありがたいですが、犬をなんとかしたいというキモチを大切にしたいんです」

寄付をする側としては、多種多様な方法から自分の支援しやすいやり方を選ぶことができるので、より自然に、より気負わず寄付できるともいえそうです。

レガシーギフトを通じて犬と人の共生社会を目指す

アニマル・ドネーションの認定団体のひとつ、「ちばわん」による譲渡会の様子。アニマル・ドネーションでは、定期的に認定団体の活動をレポートしています。


さまざまな寄付のスタイルを提案し続けるアニドネですが、今後は「レガシーギフト」という「遺贈」による寄付も拡充していきたいといいます。
遺贈とは、自分の財産を、遺言によって相続人以外のところへ贈ることですが、海外では決して珍しくない考え方なのだそう。

「以前、自分の行く末を案じ、愛犬を引き取ってほしいと自ら愛護センターへ来た高齢者を目の当たりにしたことがあります。
でもそれでは、飼い主さんも愛犬もあまりに不幸。
高齢者であっても愛犬と最期まで暮らせる社会、犬と人とが幸せに共生できる社会にしたくて、遺贈による寄付の仕組みをつくりたいと考えました」

人生を、色濃く実りあるものにしてくれた愛犬に、恩返しをしたい

写真/ムロヒロミ
アニマル・ドネーションのサイトを見ると、トップ画面に印象的なこの写真が表示されます。撮影したのはアニドネを支えるボランティアスタッフのひとり、カメラマンのムロヒロミさん。


たとえ自分に万が一のことがあっても、愛犬や犬たちが幸せに暮らしていけるよう遺贈する。
一見自分には関係のない話に思うかもしれませんが、超高齢化社会になっていく日本において、誰しも身近に迫った問題といえるでしょう。


「じつは私も遺贈することを考えています。
愛犬をはじめ、犬という存在は、私の人生を色濃く豊かなものにしてくれました。
そんな犬たちに、私は遺贈という方法で恩返しできればと考えているんです」


“幸せ”を教えてくれた犬たちに、恩返しのつもりで寄付をする――。
寄付の新しい考え方といるのかもしれません。


※各情報は2019年8月1日現在の情報です


出典/「いぬのきもち」2019年10月号『犬のために何ができるのだろうか』
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