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柴犬あるある・テンションが上がりすぎて|連載「ここ掘れここ柴」vol.42

今週の「柴犬のここが好き」

すごいテンションで遊びに誘ったのに
ノってきてくれなかった時、
引っ込みがつかないとこ。

しばらくこのままで待ってるんだけど
相手にしてもらえないと何かに八つ当たりしたり。

たまに何のスイッチが入ったのか、いきなり異様なまでにテンションが上がることありますよね。
今風に言うなら、「ブチ上がる」という感じでしょうか?笑
そういう時、そのテンションが上がった勢いでお友達や同居犬を遊びに誘うことがあります。
しかし、テンションが上がっているのは本犬だけ。
誘われた相手も同じようにテンションを上げてくれるとは限りません。
するとこのような状態になるわけです。
「すっ」と、知らぬそぶりのお相手さん。
誘った方はもう引くに引けず、とりあえずしっぽふりふりお誘いを続けてみます。
それでも無理なら「ワン!」声に出して誘ってみます。
「来いよ!遊ぼうぜ!さあ!」
「・・・・。」
ちらりと視線を送るお相手さん。
目があったはずなのに乗ってこない。

さすがに本犬もバツが悪くなるのでしょうか。
「あ”〜あ”〜。う〜、ワンっ!」
あがあがと独り言を言いながら、近くにあったぬいぐるみや毛布をブンブン振り回したり。
(ああ、八つ当たりを始めたな。)
とわかりやすく苛立ちを見せます。

また、八つ当たりするまでに、あんまりしつこく誘い続けて、逆に「喝!!」入れられてることもありますよね。
そのあと、寂しそうに遠くを見やっていたりすると”キュン”となります。
思わずその背中を後ろから抱きしめてあげたくなってしまいます。

しかしそれは余計なお世話で、気を使って「私と遊ぼうか!」と誘っても、それは違うと言わんばかりにさらにイライラ。
【ご主人の心、柴犬知らず】状態になってしまいます。
犬同士のことは、犬同士でないと解決できないのですね。

観察しているとおもしろいものですが、ちょっとかわいそうで、後から必要以上にモフモフしてあげようと思うのです。

今週のおまけ

こよみさんを遊びに誘っても、あまりノってくることがありません。
一瞬、ほんの一瞬、ノったようなそぶりを見せてくれますが、基本的には一人で遊びます。
おもちゃを投げると、(取りに行ってくれた!)と思って待っているのですが、
私のところに持ってくることはありません。
そのまま、自分のテリトリーに持って行ってしまいます。
『投げる→取る→投げる→取る』
が楽しいわけではなく、
『投げる→取る→"しがむ"』が好きなのです。
しがんだ後、"毟る"ことができればもっと楽しいのです。

すごいテンションで遊びに誘ったときに、こよみさんがノってきてくれなくて引っ込みがつかないのは”私”です。
ふと冷静になって自分の姿を見た時、少し恥ずかしくなるのです。
なんて格好をしてるんだ。
さすがに私は何かに八つ当たりをすることはないですが、やり場のない気持ちになることはあります。
そのまましつこく誘い続けて怒られることも。
こよみさんから誘ってくることはまずないので、誘ってやり場のない気持ちになる柴犬さんの気持ちは痛いほどわかります。
もし話ができるなら、そんな子の肩を抱いて「うんうん。わかるよ」と慰めてあげたいなあなんて思うのです。
また逆に、そんな柴犬さんに肩をちょいちょいしてもらって、「わかるわかる」と言ってもらいたいなあとも思うのです。
気持ちのわかる子集まれ〜

作者紹介:ここ柴

京都府在住。柴犬の魅力をイラストで表現してSNSで発信、共感を呼び、「ここ柴部」のハッシュタグとともに話題に。そのイラストは、ドラマ・映画「柴公園」のエンドロールにも登場。柴犬たちのクスッと笑える生態を描いた書籍「柴犬のここが好き」を出版。

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