「どこへでもついて回るもも」｜連載「柴犬ももと猫たち」vol.4

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初めての犬との暮らし、慣れなくてもこれは本番｜連載「柴犬ももと猫たち」vol.3

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どこへでもついて行きましゅ

初めてうちに来たその日から、すぐに夫に懐いたもも。
夫がどこかへ移動するたびに金魚のフンのようにくっついて回り、夫がトイレに入ると熱烈な追っかけのように出待ちをします。
ももがトコトコと一生懸命に追いかけてくれるのが嬉しくて、夫も無駄に家の中をドタバタと動き回ります。
ドタバタ　トコトコ
ドタバタ　トコトコ
近所に人が住んでいないのをこれ幸いと、夜勤明けの早朝や出勤前の深夜など、時間を問わず賑やかな我が家なのでありました。

ももの特等席でしゅ

そんな夫は、仕事以外ではどこへ行くにも、ももを連れて行きたがりました。
駅前やショッピングモール（犬が入れるゾーンのみ）など、お出かけする時は夫の懐にはももがいて、道行く人に「かわいいワンちゃんですね」と話しかけられるたびに嬉しそうに立ち止まるので、なかなか先へ進めません。
こういう時、私はスーッとその場を離れて遠くから眺めているのですが、つくづく、ももが来てから夫の楽しそうな姿を見る機会が増えたなと思うのでした。

ママ何ちてるの？

一方、お出かけ好きな夫に対して、超インドア派の私。
仕事ともものお散歩以外ではほぼ家からも出ずに、家にこもって何かを作ったりテレビを見たりしている方が好きな人間です。そんな私にも、ももは「何作ってるの？」「何見てるの？」と興味津々で付き合ってくれるので、ただでさえ楽しいおうち時間が、最高に楽しいおうち時間に、面倒だった家事は楽しい遊びの時間になるのでした。

洗濯のお手伝い中でしゅ

そんな風にノリと付き合いのいいももなので、もし、ももが人間だったら、同じ映画を見て同じお菓子を食べて、同じ歌を歌ってもっともっともっと、いろんなことを一緒に楽しめたんだろうな、なんてことを考えてしまうのでした。

ももが犬だったからこそ、犬を求めていた私たちはももと巡り会えたのに、もしももが人間だったら、なんて本末転倒ですね^^;