犬と暮らす
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ささいなことと思っても、実はシニア犬の内臓にダメージを与えているかも?お世話のNG例とは
とくに内臓器官が弱っているシニア犬では、ちょっとしたことが内臓の機能にダメージを与えてしまうかもしれません。今すぐ見直してみましょう。
体にいいからと生キャベツを大量に与える→NG!
一見、犬の体によさそうに見えるかもしれませんが、実は犬の健康に悪影響を与えてしまう行為です。
生キャベツに含まれるビタミンCの摂取量が過剰になると、オシッコの中野のシュウ酸カルシウムが増えて、尿石症を誘発することがあります。
生キャベツではなくゆでたキャベツならOKなので、キャベツを与える場合はゆでてから適量を与えましょう。ゆで汁にビタミンCが溶け出ているので、体にもうれしいです。
ただし電子レンジでの加熱ではビタミンCが溶けだしにくく、あまり意味がないといわれています。
腹ごなしに食後すぐ散歩させる→NG!
しかし、食後すぐに運動すると、ふくれた胃がねじれて、死のおそれもある胃拡張や胃捻転を起こすかもしれません。
また、胃が急激にふくれる早食いも危険な習慣です。
散歩は食前に行き、ゴハンはゆっくり食べられる工夫のある食器で与えるほうがよいでしょう。
愛犬が嫌そうだからと散歩を控える→NG!
すでにシニアの犬も、無理のない範囲で散歩へ行き、足腰の衰えを防ぐとよいでしょう。
ちなみに、排泄を外でだけさせるのもNG!
しつけ直しができないからと吠えさせる→NG
健康な犬ならすぐに影響が出ることはなくとも、シニアなどで心臓の病気を患っている犬だと、吠えて興奮して不整脈が起きたり、急激な血流の変化によって体調が悪化することがあります。
また、気管の悪い犬も、吠えることでのどに負担をかけてしまいます。
参考/『いぬのきもち』2020年4月号「愛犬の病気・ケガを招くNG習慣ランキング」特集(監修:聖母坂どうぶつ病院・副院長 田草川佳実先生)
イラスト/松元まり子
文/影山エマ
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