犬と暮らす
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小型犬でも散歩は必要!お散歩不足の犬にはどんなリスクがある?
いぬのきもち獣医師相談室の先生に、散歩不足の犬のリスクについて話を聞きました。
犬の散歩は心と体の健康のために必要
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「犬の散歩は、心身の健康のために必要です。お散歩で人や犬に会ったり、ニオイや音などの刺激から、楽しい、嬉しい、怖い、不安など、多くの経験をすることができます。
また、散歩に行くことは、家族と室内で過ごす生活だけでは得られない学びができるなど、愛犬が成長するチャンスでもあります。」
お散歩不足の犬は病気のリスクが高くなる
獣医師:
「お散歩をしない犬は、運動不足から肥満になるコが多いです。また、筋力が衰えて歩くことが大変になるケースもあります。
他にも、肥満が関係する変形性関節炎や糖尿病、心肺疾患、高血圧など、病気のリスクが高まります。
犬の健康には適切な体重管理が必要です。」
散歩をしないと愛犬が心の問題を抱えることも

獣医師:
「自分の家から外に出ない犬は、吠える、噛むといった問題行動を起こすことが多いです。
また、運動をしないとお腹が空かないため、食ムラや食が細い、食欲がないという飼い主さんのお悩みにもつながります。
他にも、見知らぬ人や犬、電車や車の音、外のニオイなどに慣れていない場合、いざ散歩をしようとすると、犬が怖がって歩かないことがあります。
この状況は、飼い主さんの"うちのコは散歩が嫌い"という誤解にもつながります。」
シニア犬や病気の犬は外出する工夫を
獣医師:
「シニア犬は、体内時計がずれることもあるので、日光に当たるのはよいことだと思います。散歩で歩かなくても、土や草の上でニオイを嗅がせてあげるだけで脳の刺激になります。
また、抱っこをしたりカートに乗せるなど工夫をして、外出する機会を作るとよいでしょう。」
犬にとってお散歩は大切なものです。犬の心と体の健康のためにも外の刺激に触れさせてあげましょう。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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