愛犬のお散歩の量はどうやって決めていますか?犬の体の大きさや犬種、体調、ライフステージなどから必要とする量のお散歩を行いましょう。
健康な犬にはお散歩が必要
例えば「小型犬だからお外に出さなくても室内だけで十分」このような言葉を耳にすることがありますが、健康な犬にはお散歩が不可欠です。
また、お散歩は運動だけでなく、他の犬とのコミュニケーションをしたり、さまざまなニオイや音の刺激を受けることで社会性を身につける機会でもあります。
お散歩量の目安よりも愛犬の体の状態に合わせてあげること
一般的な犬のお散歩量の目安は、小型犬で1回15~30分、中型犬では1回30分以上、大型犬では1回30分~1時間程度(共に1日2回)といわれていますが、あくまで目安であって、犬種や年齢、愛犬の体調などによっても必要な運動量は変わってきます。
少なすぎるお散歩の犬が多い?
いぬのきもち相談室の獣医師によると「最近は、充分な運動の機会を与えられていない、あるいは、犬らしい行動をする自由を与えられていない犬が意外と多いことがわかってきている」とのことでした。
さらに「散歩は犬らしい行動をさせてあげるためにも必要なもので、動物を飼育するということは動物達にも与えられる自由があるべきである。」と先生はいいます。
多すぎるお散歩が負担となっている犬もいる?
次に多すぎるお散歩についてです。例えば、シニア期を迎えた犬や持病のある犬は、体力や筋力、視力・聴力の衰え、体のこわばりや痛みなどによって、お散歩時に歩くスピードが落ちる、立ち止まる、疲れやすい、苦しそう、段差につまづくといった様子がみられることがあります。
愛犬の動きが悪い場合は、お散歩の量を減らしたり、足腰に負担をかけない散歩コースを選び、無理をさせないようにしましょう。
運動を増やすべきか、減らすべきかを見極めよう
愛犬のお散歩時の異変に気が付くことが病気の早期発見につながることもあります。お散歩の量や時間は飼い主さんにしか調節できないため、お散歩の量に不安を感じたら、かかりつけ医に相談することもおすすめです。
もっと運動量が必要なのか、減らすべきなのかをしっかり見極めて、できるだけ満足度の高い楽しいお散歩の時間にしてあげましょう。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください