犬と暮らす
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肉球や指の間が赤くなったり、腫れたり…「指間炎」になりやすい犬の傾向
指間炎とはどのような病気で、どんな犬がなりやすい傾向にあるのか、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
犬の指間炎とは?
「犬の指間炎は、その名の通り犬の四肢の肉球や指の間に炎症が起こることです。具体的には…
- 肉球や指の間が赤くなったり、腫れたりする
- 脱毛する
- 気にしてなめてしまって化膿したり、炎症がひどくなる
「指間炎の原因は多岐にわたります。たとえば…
- 指の間の細菌やマラセチアなどの増殖
- ニキビダニなどの寄生
- ケガ
- 異物が刺さる
指間炎になりやすい犬の傾向は?
「指間炎になりやすい犬としては…
- 皮膚病がある犬
- 足をなめる癖がある犬
また、飼い主さんが愛犬の足を洗って濡れたまま放置している場合にも、指間炎になりやすいです」
犬が指間炎になったときの治療は?
「指間炎になった場合の治療は原因にもよりますが、ニキビダニなどがいればダニの駆除薬などを用いますし、皮膚病が原因であれば薬用シャンプーや塗り薬などを主に使って治療をします。
指間炎になっている部分をなめさせないようにすることも必要でしょう」
愛犬が指間炎にならないための対策は?
「愛犬が足を繰り返しなめていたり、気にしている場合は、指や肉球の間を確認してみてください。
赤みがあったり、腫れがあるなどの異常があれば、動物病院で診てもらいましょう。ずっと足をなめている犬は、毛の色が茶色に変色してくるのでわかりやすいと思います。
また、足が濡れた場合はそのままにせず、タオルで拭くなどして指の間を乾燥させるようにしましょう。そのほか、飼育環境を清潔にすることなども心がけてみてください」
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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