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犬の「足ピーン」は可愛いしぐさだけじゃない?病気やケガで起こることも
いぬのきもち獣医師相談室の先生に、病気やケガで起こる「足ピーン」について話を聞きました。
犬が足をピーンと伸ばす画像はSNSで大人気
SNSでは、前足ピーン、後ろ足ピーン、足ピーン、腕ピーン、おててピーンなどのハッシュタグがついた犬の画像が数多く投稿されています。
寝ているときの足ピーンは寝相のひとつ
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「犬は四つ足で立った姿勢を自然にとりやすいです。寝ている体勢でも、立っているときのように足を伸ばしているのでしょう。
犬にも色々な寝相があるので、足ピーンもそのひとつです。」
病気やケガで足ピーンが起こることも
獣医師:
「神経的な病気や整形学的な問題がある場合は、足を曲げられないことがあり、持病が原因で足が伸びてしまうこともあります。
また、老化によって関節が硬くなり、足が曲げにくくなることも多いです。」
――後ろ足をピーンと伸ばす犬もいるようです。関節の柔らかさなどの関係はありますか?
獣医師:
「これは、伸ばす状況によります。犬も体がこわばるため、ストレッチをして体を伸ばすことがありますし、膝蓋骨がはずれたり違和感があって足を伸ばしている可能性もあります。」
おなかの痛みによる「祈りの姿勢」に注意
獣医師:
「犬が伏せの姿勢でお尻を持ち上げて、前足を伸ばしている姿勢は、お祈りをしているように見えるので"祈りの姿勢"と呼ばれます。
膵炎などでみられやすいのですが、消化器などに異常があってお腹が痛い場合に、このポーズをすることがあります。」
足ピーンの仕草は、可愛い仕草だけではなく、病気に関わる場合もあるので注意しましょう。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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