飼い主さんが日常的にやっているしぐさが、じつは愛犬にケガをさせてしまったり、危険にさらしてしまったりする行動かもしれません。今回はお出かけのときに、ついやってしまいがちなNG行動をご紹介します。こんな行動をしていないか振り返ってみてくださいね。
ドッグランですぐに愛犬を放つ
ほかの犬とケンカになる危険があるため、ドッグランに着いてすぐに愛犬を放つのはNGです。
興奮した犬同士がケンカをしてしまい、噛まれた犬が手術をしたという方も……。ドッグランに着いたら、愛犬に中の様子を見せつつ愛犬の状態を確認し、落ち着いてから遊ばせてあげましょう。
お店の前に犬だけで係留する
スーパーなどお店の前で犬だけが待っている姿を見かけたことがある方も多いでしょう。犬のリード用フックを設けた店舗もありますが、さまざまなトラブルに巻き込まれる可能性があり危険です。
拾い食いや脱走、熱中症のおそれもあります。さらに、他人から危害を加えられたり、誘拐されたりするリスクもあるので、犬だけで係留するのはやめましょう。
ドライブ中やSAなどでのNG行動
ドライブ中に車内で愛犬をフリーにしたり、窓から愛犬の顔を出したりしていませんか? ペダルの下に挟まれる危険や、急ブレーキをかけたり衝突したりするとことで、愛犬がけがをするおそれが。さらには、車外に放り出される危険もあります。
愛犬の命に関わるだけでなく、道路交通法違反になる可能性もあるので、改善し、楽しくドライブをしましょう。
また、高速道路のSAやPAのトイレ前で犬と一緒に待ってはいませんか? 人が多い場所なので、周囲の人にぶつかってしまったり、急に知らない人に触られたりすることでパニックになって脱走してしまう可能性があります。愛犬のためにも、人込みから離れた場所で待つといいかもしれません。
犬用カートから目を離す
愛犬が犬用カートに乗っているのに、ふたやカバーをせずにその場を離れたり、目を離したりするのは危険です。飼い主さんを追いかけようと飛び降りたり、バランスを崩してカートが転倒したりすることがあります。骨折や脱走、リードが絡まって首吊り状態になってしまったケースも。犬用カートは正しい使い方をしましょう。
愛犬を守るためにも、当てはまった行動は見直していきましょう。
参考/「いぬのきもち」2021年8月号『見過ごせない飼い主さんの行動を犬のプロが一刀両断!愛犬にキケンをもたらす!飼い主さんのそれやっちゃダメ行動』(監修:フジタ動物病院副院長 戸野倉雅美先生、フジタ動物病院「グルーミングガーデン」トリマー 佐藤亜也子さん、英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師 藤本聖香先生)
文/hare
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