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「犬の性格を形成するもの」とは? 成犬になって変わったと感じることも

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犬の性格はどうやって決まるのでしょうか。犬種による違いのほか、経験や生活環境の影響もあるのでしょうか?そこで今回は、「犬の性格がどうやって形成されるのか?」について、子犬からシニア犬までの性格の変化を、いぬのきもち獣医師相談室の先生に話を伺いました。

犬の性格をつくるもの

ほほ笑む犬(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク、メス/ほか)
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

――犬の性格形成に影響することを教えてください。

いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「犬の性格形成には、遺伝的な要素や子犬期の経験が大きく関係していますが、飼い主さんや生活から受ける影響も大きいことがわかっています」

――犬種による違いはあるとして、どのように育てていくことが望ましいのでしょうか。

獣医師:
「性格はその犬の個性でもあるので、個性を大きく変え、望むような性格へ変えようとしすぎないことが大切です」

――一度できあがった性格を、成犬になってから変えるのは難しいのでしょうか。また、問題行動を起こしやすい犬は、どのような経験が影響していると考えられますか。

獣医師:
「成犬になってからの人生のほうが長いので、子犬の頃よりは柔軟性が減りますが変化はできます。難しい性格になる犬の多くは、活動や飼い主さんとのコミュニーション不足、過度の期待、家庭環境の変化、体罰などが原因かと思います。楽しみが減り、悲しみが増えれば、気持ちが穏やかでなくなるのは当然でしょう」

――なるほど。辛い経験をした犬は、難しい性格になりやすいのですね。

子犬のお世話で気を付けたいこと

カメラ目線の子犬(マルチーズ、メス)
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

――犬の性格の基礎は、子犬のうちに作られると聞いています。この時期に心がけたいことはありますか。

獣医師:
「ポジティブな経験、成功体験、楽しい嬉しい経験が多いと、その後ものびやかに物事を受け取れるようになると思います。犬は人の社会で生活していくので、人(特に飼い主さん)との間に良い印象があるとベターでしょう。

また、人の気持ちが穏やかでないと、犬も塞ぎがちで警戒や恐怖心が強くなりやすいです。その逆に飼い主さんが安定していると、新しいことに対する犬の安心感が増えるでしょう」

――この時期に、積極的に行いたいことはありますか。

獣医師:
「いろんなものへ興味を示し、受け入れられる時期なので、生きるうえで必要なことを経験する機会をつくってあげましょう。あらかじめ紙に書き出してみるのも有効です。経験は五感によって形成されるので、五感に訴える経験を組み立ててみるとよいと思います」

――子犬には、生活を意識した体験が必要なのですね。

成犬やシニア犬になって性格が変わることはある?

散歩中の犬(ミニチュア・ダックスフンド、メス)
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

――成犬になって性格が変わったと感じる場合、原因としてどのようなことが考えられますか。

獣医師:
「思春期に当たる時期では、犬も個々の意思がでてきます。なので性格が変わったと感じるかもしれませんが、性格が変わったのではなく成長したのでしょう。ほかには病気や老化による行動の変化、気持ちへの負担から、性格が変わったと感じることもあるでしょう」

――シニア世代に差しかかった犬は、どのような性格の変化が訪れますか。

獣医師:
「感覚の低下からのんびりになったと感じることもあれば、うまくいかないことへのいら立ちが出ることもあります。性格の変化だけととらえないで、背景に何があるのか考えてあげるとよいでしょう。そして病気であれば受診して、適切な治療を受けさせましょう」

――成犬になってから性格が変わったと感じるときは、気持ちや体が変化が関係しているのですね。

犬種による違いはあるにせよ、犬の性格に飼い主さんとの生活が影響することがわかりました。愛犬が豊かな犬生を歩んでいけるよう、生活を見直していけるといいですね。

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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