犬と暮らす
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【調査】子犬期のお世話で大変だったことは? 必要な心構えを獣医師が解説
今回は、飼い主さんから寄せられた「子犬のお世話で大変だった体験談」をご紹介するとともに、命と向き合うための覚悟についていぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に解説いただきます。
子犬期に「お世話が大変」と感じた飼い主さんは84%

しつけが大変だった
- 「トイレトレーニングができていないときは、外出から戻ってくるとうんちを踏み暴れていた」
- 「ケージ内のトイレで用を足してくれず、夜中に激しく鳴いてケージ外のトイレに行かせてくれと訴えてきた」
- 「朝早くから吠え、近所の人に注意された」
- 「本気で噛んできたときに、どうすれば落ち着いて、やめてくれるのかわからず大変でした」
- 「超大型犬のため、甘噛みが甘くないので傷が絶えませんでした」
- 「散歩のときに何でも口にして困りました。先にチェックしながら、リードを短く持って歩いていました」
毎日のお世話が地味に大変
- 「食べムラが多いことと、すぐにおなかをこわすのでフードやおやつの試行錯誤が大変だった」
- 「ゴハンの好み。食べてくれないので、いろいろ買って試した」
- 「抜け毛の掃除が大変。いたずらで紙を噛み散らかしたあとの掃除が大変」
- 「大型犬の子犬で元気なコだったので、散歩などは興奮してしまい大変でした」
経験者でも子犬期の大変さを忘れていることが……
- 「先住犬はおとなしい犬でしたが、新しくお迎えした犬は元気すぎで……。布のベッドはあっという間に破壊、おもちゃも破壊、おもちゃの投げっこはエンドレスに。お散歩は急に走り出すことも」
- 「いままでいたコが亡くなってお迎えしたので、最初からしつけをするのに大変と感じました」
迎え入れる前に犬との生活をシミュレーションしよう
――「トイレトレーニング」「夜鳴き」「噛みグセ」「誤食」などのしつけを「大変」と感じた飼い主さんが多くいました。個体差はありますが、犬を飼う前に「しつけ」で覚悟しておくことはありますか。
岡本先生:
「思っていた以上に時間がかかり、根気が必要だという覚悟が必要だと思います。状況によっては、しつけ教室や訓練士に頼るなどするお金も必要になるでしょう」
――なかには「抜け毛の掃除」や「毎日の散歩」が大変と感じる飼い主さんもいました。犬のお世話をすることで、飼い主さんの生活はどのように変わるのでしょうか。
岡本先生:
「飼い主さんの私生活は、基本的に愛犬に合わせることになると思います。朝の起きる時間が早くなったり、長時間外出できなくなったりするでしょう」
十数年先まで見通しておくことが大切
岡本先生:
「愛犬との生活を1日単位、年単位(1年~シニア期まで)でシミュレーションしておくことかと思います」
取材・文/小崎華
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年6月時点の情報です。
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