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リラックスしていたり、警戒していたり!「4つの寝相」が表す犬の気持ちを解説
4つの寝相が表す犬の気持ち
「わかることもあるでしょう。ここでは具体例を4つ紹介します」
①横向きで眠るときの犬の気持ち
「犬が横向きに眠る場合はリラックスしている状態であり、犬にとってもラクな姿勢です。夏場の暑い時期などには、横向きで寝ながら足を開いた状態で眠っていることがあります」
②丸まって眠るときの犬の気持ち
「丸まって眠るのは、犬の一般的な寝姿だといわれています。丸まることで急所である大切な内臓を守ることができますし、寒いときにも体温を逃さないようにこの形になって眠ります。
寒い場所ではないのに丸まって眠る場合、犬は少し緊張しているかもしれません」
③うつ伏せで眠るときの犬の気持ち
「うつ伏せは、何かあってもすぐに起き上がれる状態です。周囲を警戒していたり、何か不安があったりする場合に、この状態で眠ります。うつ伏せの状態で熟睡するのは少し難しいでしょう」
④仰向けで眠る犬の気持ち
「仰向けは、いわゆるヘソ天といわれる無防備な姿勢です。急所であるお腹を見せている状態なので非常にリラックスしており、安心しきっている状態です。仰向けで眠るときは、周りのことはほぼ気にしていないでしょう」
寝相の特徴で病気のサインだとわかることもあるの?
「寝相の種類で病気を判断するのは、とても難しいでしょう。なぜなら、上記にあげた寝姿もさまざまですが、犬も自分の好きな体勢があるので、一概に『この寝方をしているから病気の可能性がある』とは言えないと思います。
たとえば、呼吸が苦しい犬は、肺をうまく膨らませやすいようにうつ伏せの姿勢でいることが多いのですが、その場合には呼吸回数も多く、苦しそうな状態であるなどの他の症状も同時に出てくることが多いです。
そのため、寝姿だけで病気を判断しようとするのではなく、愛犬のいつもとは違う症状に気づくことや、定期的な健康診断のほうが病気の判断材料としての重要度は高いでしょう」
愛犬が家でリラックスできるようになるために大切なことは?
「安心できる環境や飼育を心がけることや、適切なコミュニケーションのもと信頼関係を構築することではないでしょうか。
愛犬をよく観察し、日々の心がけや工夫により、家が愛犬にとって安心できる場所になることと思います」
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/柴田おまめ
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