留守番中の愛犬、心配がある飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。愛犬が留守番に慣れていないと吠え続けて近所迷惑になったり、家じゅうのものを噛んでイタズラしたり……。
愛犬がストレスなく留守番できれば、飼い主さんの不安も解消されるのではないでしょうか。
ここでは、留守番に最適なグッズと効果的な使い方をご紹介します。
クレート:かけ布も活用して安心できる空間に
短時間(最大7時間、6カ月齢未満の犬は排泄せずに過ごせる月齢+1時間)の留守番にはクレートがおすすめ。短い留守番でも部屋でフリーにすると、犬は部屋全体を縄張りと思って、物音で吠えたり、不安でイタズラやそそうをしてしまったりすることも。クレートで狭い居場所を作ってあげたほうが、犬は安心して留守番できます。
よりリラックスさせるため、かけ布をして、周囲の気配をわかりにくくしましょう。
サークル:余裕をもった広さで快適な環境を
8時間以上の留守番になるなら、クレートに加え、広めのサークルを用意しましょう。サークルの中には、安心できる寝床(クレート)と、トイレシーツ、給水器をかならず設置して。
犬のトイレと居住空間が近すぎるとストレスを感じやすいので、クレートとトイレを十分に離して設置できる広さのサークルがおすすめです。
飛び跳ねやすい犬には、屋根つきにするのがいいでしょう。
トイレシーツ:クレートからは離して設置
クレートとトイレシーツは、トイレシーツの幅2個分以上離して設置しましょう。また、広めのトイレシーツなら、複数回の排泄にも備えられます。
トイレシーツへのいたずらが心配なら、メッシュつきのトイレトレーを取り入れてみて。金網やフェンスなど、サークルの一部をメッシュ代わりに使ってもOKです。
給水器:長時間の留守番に必須
長時間の留守番には、飲み水の用意は必須。給水ボトルなら、こぼしてしまう心配も少なくなります。
おもちゃ:約30分間夢中になれるものを
犬が飼い主さんと離れたとき、不安が高まるのは最初の30分といわれています。この間に、単独で遊べるお気に入りのおもちゃを与えておけば、スムーズに外出できるでしょう。
噛み壊れることのない、安全なゴム製のものがおすすめです。
ガムやアキレスなど、長時間噛んでも長もちし、犬が夢中でいられるおやつを用意してもいいでしょう。
飼い主さんが、愛犬の不安を取り除きましょう!
犬にとっての留守番は、大好きな飼い主さんと離れてしまうこと。また、犬は「いつもと違う」ことに敏感で、その異変をすぐに察知します。ですから、できるだけ不安にさせないよう、飼い主さんの工夫が必要です。普段から快適な環境づくりを心がけ、「いつもと同じ」環境で留守番させることが、犬の安心感につながります。
また、「必ず帰ってくる」という信頼関係を深めておくと、犬は安心して留守番できます。今回ご紹介した内容も参考に、飼い主さんが愛犬の留守番の不安を取り除いてあげてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2020年12月号『12回で基本をすべてマスターできる! はじめてしつけ コンプリートドリル vol.10 留守番のさせ方』(監修:しつけスクール「Can!Do!Pet Dog School」代表 西川文二先生)
文/mio30
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。