犬と暮らす
UP DATE
犬の「耳」を見て気持ちがわかる? 感情を読み解くポイントを解説
耳を見て犬の気持ちがわかる?
「犬の感情表現は耳だけではなく、体全体で起こるものです。たとえば、ヒコーキ耳というと嬉しいときや好意を示す感情だと捉えている人も多いかもしれませんが、耳がヒコーキのようであっても怒っているとき、怒られて沈んでいるときがあります」
「そうですね。耳だけを見るのではなく、目、口、姿勢、しっぽ、声色、雰囲気も感じるようにしましょう。人同士の場合でも、怒っている、嬉しそうだと感じるときには全体で判断していますよね。犬の表情は人の表情とも似ています」
ヒコーキ耳でわかる犬の気持ちは?
「ヒコーキ耳をしながら穏やかな表情をしたり、しっぽを振ったりしていれば、リラックスして好意を示していることが多いでしょう。
一方で、耳を倒しながら歯をむき出しにしていたり、表情がこわばっていたりする場合は、威嚇や警戒といった敵意を示しているサインである可能性があります。不快なとき、嫌な気持ちが強いときにも見られます。
ちなみに、立ち耳の犬に見られることの多いヒコーキ耳ですが、垂れ耳の犬でも耳の付け根がヒコーキ耳のときのように動くので、観察してみてください」
耳に気持ちが表れやすい犬の傾向は?
「たとえば、いつまでも天真爛漫で子犬のような性格だと、いろいろな表情が外に出やすいです。
一方で、よく物事を考える犬や警戒心が強い犬は、自身の中に感情を秘めるので、気持ちを表に出しにくい傾向にあります」
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/sorami
UP DATE