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帰宅時の癒し度がハンパない! ボールをくわえ、「ヒコーキ耳」で飼い主を大歓迎する柴犬の心理|獣医師解説

柴犬の可愛いお出迎えの様子がたまらない!
帰宅した飼い主さんを出迎える小町ちゃん
帰宅した飼い主さんを出迎える小町ちゃん
@KOMA_KUROSHIBA
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@KOMA_KUROSHIBAさんが投稿していた、こちらの写真。ボールをくわえている愛犬・小町ちゃん(撮影時1才半/柴犬)が写っています。目をつむりながら「ヒコーキ耳」をする様子がなんとも可愛らしいですね!

飼い主さんに話を聞くと、写真は仕事から帰宅したときに撮ったものだそう。部屋の扉を開けると、小町ちゃんが「うれちーうれちー♡」といわんばかりに足踏みをしながら待っていたのだとか。

小町ちゃんの可愛いお出迎えを見て、飼い主さんはどのようなことを思ったのでしょうか。
飼い主さん:
「小町は嬉しすぎて、『ん゛〜ん゛〜』と声を出していて。帰ってきて“最上級の嬉しい”を表現する小町を見て、私のほうが『うれちー♡』となりました(笑) 癒し度がハンパないので、疲れが吹き飛びます。

小町がぷりぷりの体を見せつけてくるので、その後は体をなでまくって“柴吸い”タイムに入りました」

可愛いお出迎えは、生後半年ごろから見られるように!

帰宅した飼い主さんを出迎える小町ちゃん
別の日のお出迎えの様子
@KOMA_KUROSHIBA
飼い主さんによると、「何かをくわえながらのお出迎え」は生後半年ごろから見られるようになったそう。仕事から帰宅したときや少し出かけて帰ってきたときなど、毎日何回か見られるといいます。
冒頭で紹介した投稿ではピンクのボールをくわえていた小町ちゃんですが、ほかにも「違う色のボールや鹿の角、小町ちゃん用の靴下やお父さんの靴下」などを持ってくることもあるのだそう。

その日によって持ってくるものが違うという、小町ちゃん。「今日は何を持ってくるのかな?」と、帰宅時の楽しみになりそうですね!
小町ちゃんの愛らしい姿には、Xユーザーから「このお顔で来られたら…たまりませんね」「うれちーうれちー♡のお顔見たら何でも頑張れますね!」「うわーたまりませんね〜こんな笑顔でお出迎えしてもらったら疲れもふっとんじゃうね とっても癒されるお顔ですね」などの反響のコメントが寄せられていました。

【獣医師解説】ボールをくわえて「ヒコーキ耳」でお出迎えする犬の心理

帰宅した飼い主さんを出迎える小町ちゃん
@KOMA_KUROSHIBA
飼い主さんが仕事から帰宅して部屋の扉を開けると、小町ちゃんは「ヒコーキ耳」をしてボールをくわえながら、「嬉しい」と言わんばかりに足踏みをして待っていたようです。

この光景からは、どのようなことが読み取れるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
岡本先生:
「犬は耳を使って、感情を表現することがあります。犬が耳を後ろにペタンと倒すしぐさのことを『ヒコーキ耳』と呼ぶことがありますが、ヒコーキ耳も感情表現のひとつです。

ヒコーキ耳をしながら穏やかな表情をしたり、しっぽを振ったりしていれば、リラックスして好意を示したり喜んでいると考えられるでしょう。

今回の小町ちゃんの様子からは、次のような心理が読み取れると思います。
・飼い主さんとおもちゃで遊びたい
・おもちゃを見せたとき(持っていったとき)の飼い主さんの反応が嬉しい
また、小町ちゃんはボールをくわえていましたが、これは興奮して高ぶった気持ちをボールをくわえることで発散しているのだと考えられます。

おもちゃをくわえながら飼い主さんを出迎えるようなコは、おもちゃ遊びが好きなコに見られやすいでしょう」

犬が見せる喜びのしぐさ・行動はほかにも!

岡本先生:
「小町ちゃんのように、飼い主さんの帰宅時などに喜びの感情をあらわにして、体で嬉しい気持ちを表現する犬もいるでしょう。

小町ちゃんが見せたヒコーキ耳のようなしぐさ以外にも、犬の喜びのしぐさ・行動には下記のようなものがあります。
・しっぽを大きくブンブン振る
・飼い主さんに飛びつく
・足元でぐるぐる回る
・キュンキュンと高い声で鳴く
嬉しさの表現は犬によって異なりますが、上記のようなしぐさ・行動を見せる犬は、家族と一緒にいることが大好きなコに多いと思います」

小町ちゃんってどんなコ?

散歩をする小町ちゃん
散歩をする小町ちゃん
@KOMA_KUROSHIBA
優しくて甘えん坊な性格の小町ちゃん。ナデナデが大好きだといい、すぐに飼い主さんたちのそばに寄ってくるのだとか。

そんな小町ちゃんは、怖がりでビビりな一面も。大嫌いだという動物病院では、こんな姿を見せているそうです。
飼い主さん:
「いつでも逃げられるようにと、病院内ではずっと入り口付近をウロウロしていて。違う場所に行ってもまた入り口に行きたがるので、ほかの飼い主さんに『病院は怖いよね〜』と心配されています(笑)」
まったりする小町ちゃん
まったりする小町ちゃん
@KOMA_KUROSHIBA
小町ちゃんのビビりなところも愛おしいという飼い主さん。「自分で産んだ子どものような存在」だという小町ちゃんへ、こんな思いを語っていました。
飼い主さん:
小町とずっと一緒にいたい、ずっと元気に長生きしてほしい——そう毎日願っています。

我が家は旅行や遠出も、小町と一緒に行きます。これからも一緒にいろいろなところに行って、一緒に楽しく過ごせるといいなと思っています」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
写真提供・取材協力/@KOMA_KUROSHIBAさん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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