1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 雑学・豆知識
  4. アリに興味津々! 犬が虫を観察する心理を獣医師が解説

犬と暮らす

UP DATE

アリに興味津々! 犬が虫を観察する心理を獣医師が解説

うなだれるように、まっすぐ下を向く犬。
床を見つめるうめちゃん
飼い主さんが目撃した光景。床を見つめるうめちゃんがいた
@ume07031223
写真の犬は、X(旧Twitter)ユーザー@ume07031223さんの愛犬、ミニチュア・シュナウザーのうめちゃん(取材当時3才)です。飼い主さんが携帯電話を見ていると、それまで床の上で眠っていたうめちゃんが起きて、テーブルの下で何かをはじめたのだとか
ジーッとアリを見つめるうめちゃん
首の角度が変わらないまま、アリを見つめるうめちゃん
@ume07031223
「何をジーッと見ているのか?」と思ったら、そこにいたのはアリだったそうです。

飼い主さん:
小さな虫を見つけてはジーッと見つめるクセがあります。友だちにでもなりたいのでしょうかね(笑)」

その後も視線を下に向けたままで、アリを観察し続けるうめちゃん。
数秒後も同じ姿勢でアリを見つめ続けるうめちゃん
数秒後も同じ姿勢でアリを見つめ続けるうめちゃん
@ume07031223
一度だけ何かに気づいて後ろを振り向きますが、うめちゃんはすぐに目線を床に戻して、ジーッとアリを観察し直しました。

それにしても、小さくて目立たないアリの存在によく気づきましたね。このあと、うめちゃんはどうしたのでしょうか? 飼い主さんにお話を伺いました。

どんな気持ちでアリを見ていた? 動画のあとの様子

暑い日にゴロンとするうめちゃん
暑い日にゴロンとするうめちゃん
@ume07031223
飼い主さん:
しばらく見つめたあとは、何もなかったように、またゴロンと寝ちゃいました。『これは何だろな~?』『小さいな~』『触ってもいいのかな~?』と、いろいろ考えながら見つめていたのかもしれませんね」

アリの観察に満足したあとは、元の昼寝に戻っていったようです。

【獣医師解説】虫を見ていた犬の心理

飼い主さんに笑顔を向けるうめちゃん
飼い主さんに笑顔を向けるうめちゃん
@ume07031223
ここからは、虫に対してのうめちゃんの行動について、ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に聞きました。

――うめちゃんのこの行動からは、どのような気持ちが読み取れますか?

白山先生:

「触ったり鼻を近づけたりせず、まずは“観察する”というスタンスなのかもしれませんね。すぐに触ったり遊んだりしないところに、うめちゃんの慎重さと優しさを感じます」

もしも愛犬が虫を食べてしまったら……

――なかには虫を食べてしまう犬もいると思います。もし愛犬が虫を食べてしまった場合は、どう対処すればよいでしょうか?

白山先生:
「小さな虫の場合はそのまま消化されてしまうことがほとんどなので、基本的には経過観察で大丈夫です。ただし、虫の大きさや種類によっては、消化不良や消化器症状を引き起こす場合もありますので、かかりつけの動物病院に相談するようにしましょう」
真剣な眼差しでアリを見つめていたうめちゃん。ひょっとすると今日も、小さな虫をジーッと観察しているかもしれませんね。
写真提供・取材協力/@ume07031223さん/X(旧Twitter)
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
取材・文/柏田ゆき
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る