″ミニマリスト″に学ぶ、犬との暮らしのヒント
ミニマリストとは「必要なものだけを最小限持つ」暮らしをしている人のこと。愛犬との暮らしは何かと必要なものが多いですよね。この2つを両立するのは一見難しそうに思えるかもしれません。でも、実は持ち物を最小限にする暮らし方は、犬のしつけや健康にもたくさんのメリットがあるんです!
どんなメリットがあるか、家庭犬しつけインストラクターの荒井隆嘉先生に伺ってみました!
愛犬と互いに注目しやすくなる
物が少ないぶん、部屋の見通しがよくなるので愛犬と目が合いやすくなります。離れた位置からでも指示を出しやすく、たくさんアイコンタクトをすれば愛犬との親愛度も高まるでしょう。
誤飲や誤食の危険が少ない
物が少なく部屋がすっきりしていると、床に物が落ちていてもすぐに気づきやすくなるので、愛犬が危険なものを誤飲・誤食する危険性が低くなります。
イタズラに気づきやすい
部屋に物が少ないと犬がイタズラしにくい環境になるうえ、イタズラしてもすぐに気づくことができます。すばやく対応できるので、イタズラを事前に防ぐことも可能に。
部屋が広く使えてのびのびできる
持ち物が少ないと、そのぶん部屋が広く使えるので、トレーニングや遊びもしやすく、犬も動き回れてストレスフリーに。家の中で毎日のびのび過ごせます。
掃除がしやすく、犬も人も健康によい
物が少なく、掃除をまめに行うミニマリストの暮らしは、カビやダニなども少なく、常に清潔。愛犬と飼い主さんの健康を保ちやすくなります。
余計なものを買わず、経済効果が高い
日々の生活は何かと出費がかさむものですが、ミニマリストは本当に必要なものだけを買うので、経済的にも○。そのぶん愛犬との暮らしにお金をかけることもできます。
持病がある犬なども過ごしやすい
ミニマムな生活を心がけていると、家具や床に置いてあるものも少なくなるので、活発なタイプの犬や、目や足腰などに持病がある犬でも、家具の角にぶつかったりする危険が少なくなります。
いつでも人が呼べるので、いぬ友がつくりやすい
ふだんから部屋がすっきりしているので、いぬ友をいつでも招くことができます。部屋に物が少ないので、犬も飼い主さんもリラックスしやすくなり、仲が深まりやすいかもしれません。
ミニマムライフで、愛犬ともっと豊かな生活を
いかがでしたか?物が少ない暮らしには、愛犬と飼い主さんが幸せに暮らすためのヒントが隠されています。今日から意識して取り入れてみてはいかがでしょうか?
出典/「いぬのきもち」2016年11月号『ミニマリストと犬の暮らし』