犬と暮らす
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犬の体調不良のサインとは? 元気や食欲など犬の具合が悪いときの見分け方
愛犬の体調に変化があると心配になってしまいますよね。では、犬のどのようなしぐさや様子から具合が悪いのかを見分ければよいのでしょうか?
「犬の体調不良のときにみられるサイン」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に話を聞きました。
犬が体調不良を起こす原因
原先生:
「犬の体調不良の原因は多岐にわたります。たとえば感染症や寄生虫、異物誤飲、食物アレルギー、ストレスなどが頻度の多いものになるでしょう。また、加齢による内臓機能の低下が原因となることもあります」
犬の体調不良のサイン
原先生:
「犬の体調不良のサインも多種多様です。頻度が多いものだと元気がない、食欲不振、嘔吐、下痢、咳、くしゃみ、震え、呼吸が荒い、排泄の異常、特定の場所をなめ続ける、触られることを嫌がるなどがあります。
大切なのは普段のそのコの様子とどれくらい違うかになるかと思うので、愛犬を普段からよく観察してあげるようにしましょう」
犬の体調不良に気づいたときの対応
原先生:
「まずは愛犬の様子をよく観察し、症状を記録しましょう。いつから、どのような症状がみられるのか、食欲や飲水量の変化などをメモしておくとよいです。
そして、できるだけ早めにかかりつけの動物病院に相談をし、愛犬の状態をチェックしてもらいましょう」
犬に体調不良がみられる場合の注意点
原先生:
「犬の体調不良は些細な変化でも大きな異常が隠れている可能性があるので注意が必要です。
ただし、
- 激しい嘔吐や下痢が続いている
- ぐったりしている
- 意識がない
- 呼吸が明らかに苦しそう
- けいれんを起こしている
- 大量の出血がある
- 異物を誤飲した
- 排泄が全くできない、または排泄時にとても痛がる
などのサインがみられる場合は、緊急性が高い可能性があるため、すぐに動物病院を受診することをおすすめします」
愛犬の体調変化に気がつくためにも、日頃から愛犬の様子をよくみてあげる習慣をつけたいですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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