犬と暮らす
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犬の目はじっと見つめてはいけないの? 犬と視線を合わせることのメリットとデメリット
今回は、”犬の目をじっと見つめる”ことに焦点を当てて、犬と視線を合わせることのメリットとデメリットについて、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に話を聞きました。
犬は無言でじっと見つめられると不安になる
山口先生:
「"犬の目を見てはいけない"というわけではありませんが、声がけや身振り、手振りもなく、無言で誰かにじっと見つめられると、犬が警戒心や恐怖心を抱いてしまう可能性があります。
このため、犬の目を見つめることは問題ありませんが、凝視されることで犬が不安になることもあるでしょう。」
優しい眼差しで見つめるアイコンタクトを心がけましょう
山口先生:
「犬と視線を合わせる動きは他にも、名前や短い言葉をかけて犬の目を見つめる”アイコンタクト”があります。
アイコンタクトは、愛犬とのコミュニケーションやしつけにもなりますし、撫でながら優しいまなざしで見つめることは、愛犬にとっても嬉しいことだと思います。」
犬と目を合わせるのはメリットもデメリットもある
山口先生:
「犬と視線を合わせるのがよいタイミングもあれば、控えた方がよいタイミングのときもあります。コミュニケーションとして犬の方から見つめてくるのであれば、優しく見つめ返してあげてもよいでしょう。
一方で、犬が警戒していたり威嚇している際に見つめ返すと、犬をより興奮をさせてしまうことにつながります。
また、注目を引くためにいたずらをした犬が見つめてくる場合では、飼い主が見返すことで、犬が”いたずらすると注目してもらえる”と学習し、よりいたずらをする可能性があります。
飼い主さんが状況に応じて対応を変えることが必要ですね。」
犬がコミュニケーションを取ろうとしている気持ちが分かった場合は、目を見つめることでより愛犬との絆が深まることでしょう。反対に、犬が何らかの不安を感じている場合は、無理に犬と目を合わせようとしたり凝視することはやめましょう。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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