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犬が「目をそらす」のはなぜ? ”アイコンタクトのコツ”があった!
愛犬と目が合ったのにそらされてしまった……そんな経験はありませんか? 今回は、いぬのきもち獣医師相談室の先生に、犬の「目をそらす」しぐさについてお話を聞いてみました。
犬が「目をそらす」ときの気持ちとは?
――犬が目をそらすときは、どのような気持ちなのでしょうか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「犬が目をそらすのは、目の前の相手と関わりたくない気持ちや、そっとしておいてほしい気持ちの表れであるケースが多いです。
例えば、見知らぬ犬や人など、積極的に近づいて迫ってくる相手に対して戸惑いを覚えると、『自分に構わないでほしい』『関わりたくありません』という意思表示として、目をそらすしぐさを見せることがあるでしょう」
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「犬が目をそらすのは、目の前の相手と関わりたくない気持ちや、そっとしておいてほしい気持ちの表れであるケースが多いです。
例えば、見知らぬ犬や人など、積極的に近づいて迫ってくる相手に対して戸惑いを覚えると、『自分に構わないでほしい』『関わりたくありません』という意思表示として、目をそらすしぐさを見せることがあるでしょう」
アイコンタクト中に目をそらすのはなぜ?
――飼い主さんがアイコンタクトをしようとすると、目をそらす犬もいるようです。このような場合、何が原因なのでしょうか?
獣医師:
「飼い主さんのアイコンタクトに対して、犬が戸惑っていたり、不安を感じていたりすると、目をそらすしぐさをすることがあります。
幼い動物は、親とのコミュニケーションのなかで、アイコンタクトをより頻繁に使う傾向がありますが、成長した動物は、目をじっと見つめられ続けることを本能的に好みません。むしろ、じっと見つめられる行為は、相手から自分に対する威嚇や威圧の意味として受け止めることが多いです。
そのため、飼い主さんがアイコンタクトの練習のつもりで、愛犬の目をただ見つめ続けたり、無理に目を合わせようとしたりすると、愛犬が戸惑ってしまい、なかなか受け入れてくれない場合があるでしょう」
獣医師:
「飼い主さんのアイコンタクトに対して、犬が戸惑っていたり、不安を感じていたりすると、目をそらすしぐさをすることがあります。
幼い動物は、親とのコミュニケーションのなかで、アイコンタクトをより頻繁に使う傾向がありますが、成長した動物は、目をじっと見つめられ続けることを本能的に好みません。むしろ、じっと見つめられる行為は、相手から自分に対する威嚇や威圧の意味として受け止めることが多いです。
そのため、飼い主さんがアイコンタクトの練習のつもりで、愛犬の目をただ見つめ続けたり、無理に目を合わせようとしたりすると、愛犬が戸惑ってしまい、なかなか受け入れてくれない場合があるでしょう」
アイコンタクトを上手にするコツは?
――愛犬とアイコンタクトを取るためには、どのような工夫をすればよいのでしょうか?
獣医師:
「アイコンタクトの練習をする際は、愛犬の目をじっと見つめすぎないようにしましょう。目と目を合わせることを意識しすぎず、まずは愛犬の姿全体を見るような視線を意識しながら練習をすると、愛犬が受け入れやすくなることがあります。
また、愛犬を長く見続けないこともポイントです。アイコンタクトは、楽しい気持ちで視線を交わすことや、飼い主さんからの呼びかけに対して、愛犬が目を向ける習慣を身に着けることが大切です。
長い時間ずっと目を合わせ続けるのは、犬にとって本能的に不安に感じてしまう場合があります。ですから、呼びかけに対して愛犬が飼い主さんのほうを向いたら、たくさんほめてごほうびを与えるなど、『飼い主さんのほうを見るといいことがある』という印象づけを繰り返しながら、目を合わせることに少しずつ慣れさせるとよいでしょう」
獣医師:
「アイコンタクトの練習をする際は、愛犬の目をじっと見つめすぎないようにしましょう。目と目を合わせることを意識しすぎず、まずは愛犬の姿全体を見るような視線を意識しながら練習をすると、愛犬が受け入れやすくなることがあります。
また、愛犬を長く見続けないこともポイントです。アイコンタクトは、楽しい気持ちで視線を交わすことや、飼い主さんからの呼びかけに対して、愛犬が目を向ける習慣を身に着けることが大切です。
長い時間ずっと目を合わせ続けるのは、犬にとって本能的に不安に感じてしまう場合があります。ですから、呼びかけに対して愛犬が飼い主さんのほうを向いたら、たくさんほめてごほうびを与えるなど、『飼い主さんのほうを見るといいことがある』という印象づけを繰り返しながら、目を合わせることに少しずつ慣れさせるとよいでしょう」
犬が目をそらすときの注意点
――犬が目をそらすときに、飼い主さんが取るべき行動や注意点などがあれば教えてください。
獣医師:
「繰り返しになりますが、犬が目をそらすのは、目の前の相手と関わりたくない気持ちや、そっとしておいてほしい気持ちの表れである場合が多いです。できれば、まずはそっとしておいてあげましょう。
ただし、犬がそういったしぐさをするときは、飼い主さんに対して、あるいは、何かの刺激などに対して、いつも以上に警戒していたり、不安な気持ちを感じていたりするケースも見られます。
このような場合は、愛犬に対してフォローも必要です。少し時間が経ってから改めて声をかけ、なでてあげたり、遊んであげたりするなど、愛犬が感じている警戒心や不安感から、気持ちを切り替えるきっかけをつくってあげるとよいでしょう」
――ありがとうございました。
獣医師:
「繰り返しになりますが、犬が目をそらすのは、目の前の相手と関わりたくない気持ちや、そっとしておいてほしい気持ちの表れである場合が多いです。できれば、まずはそっとしておいてあげましょう。
ただし、犬がそういったしぐさをするときは、飼い主さんに対して、あるいは、何かの刺激などに対して、いつも以上に警戒していたり、不安な気持ちを感じていたりするケースも見られます。
このような場合は、愛犬に対してフォローも必要です。少し時間が経ってから改めて声をかけ、なでてあげたり、遊んであげたりするなど、愛犬が感じている警戒心や不安感から、気持ちを切り替えるきっかけをつくってあげるとよいでしょう」
――ありがとうございました。
犬が目をそらすときは、そっと様子を見守り、必要に応じてフォローしてあげるとよいことが分かりました。愛犬の様子に気を配っていきたいですね。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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