愛犬が一日の多くの時間を過ごす場所だから、心地よくいられるようにハウスの環境にもこだわりたいもの。
そこで、愛犬が快適に過ごせるようにハウスまわりを変身させた実例とをご紹介します。さらに、犬が心地いいハウスを作るための3カ条について、獣医師の菊池亜都子先生に伺いました。
【実例】仲よしの同居犬が自由に行き来できる収納つきハウス!
DIY DATA
制作費:25,000円
製作時間:3時間
「ハウスの真ん中は開閉可能で、ふだんは開けていて、どちらかの体調が悪いときは閉めてゆっくり過ごせるようにしています。掃除しやすいように床にトレーを、壁にはプラスチックの板を設置。犬用の服をかけておける工夫もしました」(池田ひとみさん)
「フックにかけたバケツの中にはトイレシーツを入れています。すっきり収納でき、サッと取り出せるので便利です」(池田さん)
池田さんのドッグハウスについて「愛犬の体調によってハウスの構造が変えられるのは、斬新でいいアイデアですね。トレーやプラスチックの板を使っているのも、飛び散ったオシッコの汚れが拭き取りやすく、菌などが繁殖しにくいので、真似したいポイント!」と菊池先生。
犬が心地いいドッグハウスを作るための3カ条
1.ノミ・ダニやカビが発生しないよう掃除がしやすい設計や素材に!
愛犬にとって心地のよいハウスになるために、ハウスの中を掃除しやすいように大きく開くように設計したり、水拭きしやすい素材を使うようにしましょう。万が一ノミ・ダニの被害にあっても病気にならないように予防薬で対策を必ず行いましょう!
2.愛犬がケガをしないように釘や出っ張りにはカバーを!
誤食やケガにつながらないよう、愛犬がイタズラしそうな部分は必ずテープなどでカバーをして保護しましょう。とくに釘や木材をハウスの材料にするときは、出っ張りやささくれがないかどうか確認しながら作ると安心ですね。
3.ハウスの大きさは愛犬が中でぐるりと回れるサイズに
ハウスは広ければいい、というわけではなく、犬によって落ち着けるハウスの大きさは違います。最低限、愛犬がハウスの中でぐるりと回れる大きさがあれば、あとは愛犬の好みに合わせて調整してOKですよ。
「ドッグハウスは直射日光やエアコンの風が当たらないところや、家族の出入りが激しくないところに置くとGOOD!」(菊池先生)
皆さんもぜひ愛犬が安らげるドッグハウスを作ってみてくださいね。
お話を伺った先生/獣医師・獣医行動診療科認定医 菊池亜都子先生
参考/「いぬのきもち」2022年1月号『愛犬が心地いいDog House作りました!』
文/いぬのきもち編集室