犬と暮らす
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犬と一緒に寝ても大丈夫? メリットとデメリットを考えよう
大好きな愛犬とは、一緒に寝ることができたらうれしいですよね。しかし、愛犬と寝るのはいいことなのでしょうか? 愛犬と寝ることについて、メリットデメリットも含めていぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
布団に潜り込んで眠りたがるのはなぜ?
犬も柔らかくて温かい布団はとても心地が良く、人と同じように気持ちのいい布団の上で眠りたいのでしょう。また、犬はもともと穴倉を寝床にしていた動物なので、体が包まれるような閉塞的な場所は本能的に安心感があるのかもしれません。
布団に潜り込んで苦しくないの?
布団や布は繊維でできているため、新鮮な空気が遮断されることはありません。
そのため、潜り込んでも命に関わるほどの酸欠になる可能性は低いですが、多少の息苦しさを感じるコもいるかもしれません。
愛犬と一緒に寝るメリットデメリットが知りたい
愛犬と一緒に寝ることのメリットデメリットについて、いぬのきもち相談室の岡本りさ先生に聞きました。
――愛犬と一緒に寝るメリットはありますか?
岡本先生:
「愛犬と一緒に寝るメリットは、コミュニケーションの1つになるという点ではないでしょうか」
――デメリットはありますか?
岡本先生:
「デメリットは、無意識に押しつぶしてしまう危険性があること。また、お互いの動きが気になり、体勢が制限されることで睡眠の質が落ちてしまう可能性があるという点があげられます」
――メリットとデメリットがあるということがわかりました。ありがとうございました。
愛犬との寝方について考えよう
岡本先生:「愛犬と一緒に寝ることはコミュニケーションの1つになるものの、息苦しさや寝がえりの際に押しつぶしてしまう心配があります。眠りの質や安全に不安を感じているのであれば、別々で眠る方がいいかもしれませんね。
一緒に寝る時は、ノミなどの寄生虫を共有してしまうことがあるので注意しましょう。定期的に予防が必要です。
また災害や愛犬の入院時など、どうしても別々に過ごさなければいけない時のために、練習として別々に寝ている方もいらっしゃいます。」
愛犬と一緒に寝ている方も別々で寝ている方も、メリットとデメリットを考えたうえで、お互いが気持ちよく、安心して眠れる方法を考えていきたいですね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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