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機能性ドッグフードの病気予防や治療の効果

最近目にすることも多い「○○に配慮」「○○の健康」などと書かれた、機能性フード。それだけで予防や治療が期待できるものではなく、栄養面のサポートとして捉え、病気がある場合には獣医師に相談して適切な治療と食事に関するアドバイスをもらいましょう。

「○○に配慮」「○○の健康」などと書かれた機能性フード、治療や予防の効果

 愛犬が健康な状態なら、機能性フードを与えずとも、総合栄養食のフードで栄養面での健康管理は充分です。総合栄養食のフードは、そのフードと水を主な食事として与えた時に、健康な犬がその健康を維持できるように栄養バランスが調整されたフードだからです。一方で、病気の場合は獣医師の指導に従う必要があります。病気の疑いがあるのなら、機能性フードの効果に頼るのではなく、まずは獣医師に相談して適切な治療と食事に関するアドバイスを受けるようにしてください。
 機能性フードは、健康を維持していく上での気になるポイントに応じて、栄養素などに配慮したものであり、病気の治療や予防を主目的としたものではありません。人が気になる病気がある場合に、それを念頭にして食事や栄養のバランスに気をつけたり、サプリメントを摂取したりするのと同様のもので、そのフードだけで病気が治療できる、というものではないのです。むしろ場合によっては、病気が進行してしまうこともあります。機能性フードはあくまでも栄養面でのサポートとして考えると良いでしょう。

健康面で気になることがある時にはどのようなフードを選べば良い?

ぱくたそ

 もちろん、心がけとしてフード選びに留意することはよいことです。しかし、愛犬の健康状態で気になることがある場合には、自己判断で食事を選ぶのではなく、獣医師に相談することをおすすめします。たとえば、「下部尿路疾患」と一口いっても、気をつけるべき病気や症状、進行状態によって摂るべき栄養のポイントが異なります。選んだフードが本来必要であるはずの栄養素に合わず、的外れになることもあり得るのです。また、サプリメントを与える場合も、やみくもに選ぶと逆に栄養バランスをくずしてしまうこともあります。
 さまざまな機能性フードがありますが、なにより最優先すべきなのは、愛犬の健康状態や年齢に合った、栄養バランスが適切なフードを与えることです。特に、高齢期には腎臓などの病気が水面下で進行していることがあります。動物病院で健康診断や血液検査などを定期的に受け、愛犬の健康状態を確認しながら、状況にあったフードを選ぶようにすると良いでしょう。

引用元:いぬのきもち『ドッグフード大事典』
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