犬と暮らすなかで気になるのが「どれぐらい一緒にいられるんだろう……」ということ。この記事では、犬の一生についてまとめました。ダイエットをして健康を保ったり、フードを工夫したりして、ふだんから犬の体調管理を心がけましょう。
最初の1~2年にぐんと成長。子犬の時期は短い
寿命が長い人に比べて、犬は、生まれてから急速に成長して、大人(成犬)になります。中・小型犬ではだいたい1才半、大型犬では2才過ぎには、人の20才相当まで成長します。
人の子供がそうであるように、犬にとっても、成長期の栄養や充分な運動・睡眠はとても大切。その後の健康状態や寿命に影響を与えます。基本的には、それらの環境はすべて飼い主から与えられます。愛犬の一生の健康のために、成長に合わせた栄養管理は飼い主の務めといえます。
10才はそろそろお年寄り。しかし平均寿命は年々延びている
個体差はありますが、犬にとって、人でいう生活習慣病などの病気が増えてくる40代半ばに相当するのは、中・小型犬で7才頃、大型犬では5〜6才頃です。10才ともなると中・小型犬では人の50代半ば、大型犬ではなんと70代半ばにあたります。一方で、医学の進歩や栄養バランスの整った専用フードを与える習慣が定着したことなどから、近年、犬の寿命は延びてきています。現在の平均寿命はおよそ14才(2016年 ペットフード協会調べ)です。
犬の高齢化が進んだ結果、内臓疾患やがんなどの病気にかかる例も増えてきています。できるだけ健康に過ごし、病気になった場合も病気とうまく付き合っていくために、飼い主による栄養管理は重要です。
※こちらの情報は『いぬのきもち』2015年6月号より再編集しています。
犬と人の年齢換算はあくまで目安で、犬種や個体によって差があります。
引用元:いぬのきもち『愛犬の栄養学事典』