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犬の尿路結石症とフード選び~症状・予防法・食事療法
尿路結石症は予防が肝心。水を飲む量が少ないと危険!
犬の尿路結石症で代表的なものはストルバイト尿路結石症と、シュウ酸カルシウム尿路結石症です。ストルバイト尿路結石症はメスに多く、去勢済みのオスでは尿路閉塞もよくみられます。また、水を飲む量が少ないとオシッコが濃くなるので、結石ができやすくなります。
尿路結石症では、病状のコントロールや再発の予防に、充分な水分摂取と専用フードによる食事管理がとても重要になります。
ストルバイト尿路結石は 療法食で結石を溶かすことも可能!
この結石は、手術で取り除くほか、抗生物質で結石の原因をコントロールしながら、専用の療法食で尿pHを調整し、リンとマグネシウム、たんぱく質を制限することで溶かすことができます。結石を溶かしたあとは、再発防止用の療法食に切り替えます。療法食を与えている間は、ほかの食べ物を与えてはいけません。また、メーカーごとに療法食の内容が異なるので、必ず獣医師の指示に従って与えてください。
シュウ酸カルシウム尿路結石は 食事で再発防止を!
尿pHが酸性に傾きすぎると、オシッコの中のカルシウムの濃度が高くなって、尿石ができやすくなります。このため、再発予防食では尿pHを適正に維持するとともに、シュウ酸とカルシウムがオシッコの中に排出されすぎないよう、栄養調整をします。
栄養素の偏った摂取には注意。 尿路結石症への留意点は?
ほかにもさまざまな結石が形成されます。 尿pHに気を付けるとともに、原因となる物質を摂取しすぎないようにすることが重要です。
いずれの結石も、膀胱の中でオシッコが長くとどまらないよう、水分摂取量を増やすことが再発防止につながります。汚れたトイレを放置せず、外でオシッコをする場合は散歩の回数を確保するなど、オシッコを我慢させないことも大 切です。
尿pHと 食事のタイミング
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