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最新研究結果でわかった!犬に言葉を理解させる方法は〇〇と〇〇?!

言葉によるコミュニケーションは可能と証明された

人間と犬とのコミュニケーションにおいて、言葉はどの程度有効なのでしょうか。犬を飼ったことがある方の多くは「言葉は通じる」と思っている一方で、どこか「犬が言葉を分かるのだろうか」と疑問に思うこともあるかと思います。

そんな問いに対する最新の研究結果は、「人と同じ脳内メカニズムによる言語処理能力を持っている」でした。犬は、人間が発する「言葉」と「話し方」の2つの情報を総合し、何をしゃべっているかをある程度理解しているとのことです。

つまり、犬を褒めるためには、「褒め言葉」を「上機嫌」に発することが必要です。たとえば、「褒め言葉」を「不機嫌」に発しても通じませんし、「叱り言葉」を「上機嫌」に発するのでは、意図が伝わりづらくなってしまいます。

人間と会話するのと同じように接してあげるのが、犬の理解度を上げる一番の方法と言えるでしょう。

犬はいくつの言葉をどうやって覚えるのか

それでは、犬はどれくらいの単語を理解できているのでしょうか。一般的に犬を飼っている場合は、「おすわり」や「待て」など、せいぜい10単語くらいを「しつけ」として覚えさせるかと思います。これは、犬は10単語くらいしか覚えられないというよりも、厳密に言うとそれ以上の単語を覚えさせようとする飼い主がそもそも少ないだけかもしれません。

現に、言葉を覚える適切なトレーニングを受けた犬のなかには、1000以上の単語を聞き分けることのできる犬も存在しています。犬種や能力にもよりますが、実は飼い主が思っている以上に、犬は人間の言葉を理解しているのかもしれませんね。

人間と同じで、言葉と同じくらい話し方が大切

犬は、人間とコミュニケーションをとるときに、人間が何を言っているかを単語の意味だけで理解しているわけではなく、その話し方や微妙なニュアンスなども感じ取っています。先ほどの、「褒め言葉を不機嫌」に言ったとしても、犬を褒めたことにはならないというケースが典型ですが、犬とコミュニケーションをとるときには、感情を込めた話し方をした方が有効です。

たとえば、「待て」などの抑制的な行動を命令する時には低い声で、「おいで」などの動的な行動を促す時には高い声を使うことで、犬はその言葉の意味をより深く理解できようになります。

ある程度は想像つくかと思いますが、犬は、単語の意味を理解することはできますが、文章を理解できる犬はなかなかいません。そうした観点からも、犬とのコミュニケーションにおいては、「単語」と「話し方」の2つの情報を与えて上げることが重要なのですね。
出典/「いぬのきもち」17年3月号『犬の言葉の理解力』
文/kuroko
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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