犬と暮らす
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犬が“大好きな人”にだけ見せる「好き好きサイン」5つ サインやしぐさでわかる?
犬のしぐさや行動から、そのときの気持ちがわかることも。実は、犬には“大好きな人”にだけ見せるしぐさやサインがあるようなのです。
今回、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生にお話を伺いました。
犬が大好きな人にだけ見せる「好き好きサイン」とは?
——犬が、好きな人にだけ見せる「あるある」なしぐさやサインには、どのようなものがありますか?
岡本先生:
「たとえば…
などの犬のしぐさは、その人に対して親近感をもっている証だといえるでしょう」
——これらのしぐさが、なぜ親近感のサインなのでしょうか?
岡本先生:
「まず、そばに寄ってくるという犬の行動には、攻撃行動に出ようとしている場合は別ですが、警戒していない相手や興味があるときに見せる傾向にあります。
また、手を舐める、お腹を見せるといった行動は、かまってほしい相手や甘えたい相手に見せるサインです。信頼している相手やかまってほしい相手に対しては、穏やかな表情でアイコンタクトをとったりします。
これらの犬のしぐさや行動は、好きな人に対して見せるサインだといえますね」
犬が嫌いな人、苦手な人に見せるサインは?
——一方で、嫌いな人や苦手な人に対して、犬はどのようなしぐさやサインを見せることがありますか?
岡本先生:
「苦手に感じている場合は、しっぽが下がっていたり、近づこうとすると後ずさりしたり、威嚇して吠えるなどのしぐさが見られます。また、この際は表情もこわばっているでしょう。
犬はトーンの低い声を怖がる傾向にあります。そのため、女性や子どもよりも男性を怖がる傾向にあります。また、犬に対して威圧的な態度を見せたり、しつこくかまいすぎるなどの行動も、犬から苦手に思われてしまうことがあるでしょう」
犬に苦手意識を持たれた人が配慮したいことは?
——犬に苦手意識を持たれた人が犬と仲良くなるために、どのようなことを意識するとよいでしょうか?
岡本先生:
「その犬が何を怖がっているかによって、対応を検討しましょう。たとえば、声のトーンが低くて怖がっている場合は高めの声で接する、威圧的であれば少し目線を下げて柔らかい態度で接する、などの対応は効果的かもしれません。
また、フードをあげるなどして犬にとって良い印象を持たれるようにするのも、犬との距離を縮めるのにいい方法かもしれませんね」
犬は好きな人、苦手な人を前にしたときに、わかりやすいサインを見せていることがあるようです。
もし犬が「苦手な人に見せるしぐさ」をしているときには、苦手意識を持たれるような行動を無意識にしている可能性も。チェックしてみてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/紺野ユウキ
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